しゃべる画像
浅野内匠頭は、天皇からの使いを江戸城に迎える接待係を仰せつかり、これに伴うしきたりを、吉良上野介に教えを請うた。が、吉良への進物が少ない、浅野の妻に上野介が恋慕したなどの理由で、嘘を教えられたり、いやがらせを受け、浅野の心はその恨みで煮えたぎっていた。
勅使を迎える当日、浅野が松の廊下を歩いていると、小さな箱のようなものが、コトン!と天上から落ちてきた。拾ってみると、絵が写っている。そして声が聞こえた。
「ええい上野介もう我慢ならん」
そう言って切りかかっているのは、なんと自分!
やろうと思っていたことが映っている!
その時、やってきた吉良がうそぶいた。
「ふふふ田舎侍め、今日恥をかかせてやる」
切りかかろうとしてふと思いとどまった。
これは神からの箱、やってはいけないというお告げだ・・・
浅野は懐にしまうと深く礼をして通り過ぎた。
あの有名な四十七士の討入りはこうして回避された。
スマホで画像を送ったのは、何を隠そうこの私です。
おわり(421文字)
たらはかにさんの企画に応募させていただきます。
今週のお題は「しゃべる画像」です。
「忠臣蔵」という実際の物語は、浅野内匠頭が吉良上野介の額に傷をおわせ、浅野は当日切腹、吉良にはおとがめなし。この知らせを聞いた
浅野の地元、播州赤穂の家老、大石内蔵助は
周到に準備し、家来46名と吉良屋敷に討ち入り、吉良の首を取り、見事主君浅野内匠頭の敵を討つ、のです。
でも、討ち入りがなかったら、このようなドラマは生まれなかったわけで、講談や歌舞伎、映画にドラマ、は特に年末寂しくなったでしょうねえ。
みんな、画像なんか送ったわたしのせい?
「この~~!」⚔
「おやめ下さい。ここはnoteの廊下!
おのおのがた、チズさまご乱心です!」😆
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