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ichigo94
秋の富士3句
東日本の世界遺産を俳句で詠むという、らべあろ企画始まりました。
♪旅行けば~駿河の国に茶の香り~~
静岡生まれの私としては、富士を詠むしかない!ということで
三句唸って、いや詠んでみました。
久しぶりの俳句、できるかな?と危ぶんだのですが、
トライしてみると楽しい!
では、さっそく
秋めくや富士浅黒き胴の肌
あきめくやふじあさぐろきどうのはだ (季語・秋めく)
秋めいてはきたけれどまだほとんど雪のない富士
エッチング(銅版画)で描かれたように、まだ黒々と
どっしりと構えている。ちょっと夏の名残の日焼けした
肌を思わせたりして。
![](https://assets.st-note.com/img/1693100826343-AIf32CaeSR.jpg?width=1200)
黄葉や外階段より眺む富士
こうようやそとかいだんよりながむふじ (季語・黄葉)
黄葉とは、黄色に色づく葉のこと。家の前の銀杏並木はまだ
緑ですが気の早い黄色の葉がはらり、と落ち始めた。
その外階段から遥かに富士が見えるのです。
非常階段、とすると字数が多くなるので外階段としました。
たまに眺めて故郷を懐かしんでいます。
小さきベレーあみだかぶりの秋の富士
ちさきべれーあみだかぶりのあきのふじ (季語・秋)
初冠雪が記録されると、富士はちゃっちゃな白いベレー帽を
あみだに被る(斜めにかぶる)ようになります。
ああ、これから雪の富士が始まるなぁ・・・と感慨深い
ころです。
雪と書くと冬の季語になってしまうので、こう詠みました。
初冠雪は9月30日ころ、もうちょっと先です。
![](https://assets.st-note.com/img/1693101495737-k6n0Zxhisq.jpg?width=1200)
以上3句。
ラベンダーさん、alohaさん、よろしくお願いいたします。
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