シダーローズ
シダーローズが送られてきました。「壊れ物注意」の張り紙のある小さな箱に大事に詰められて。初めてその名前を聞いたのは、去年の夏、詩の会の友達が4階の部屋の窓から、シダーローズがなっているのが見える、という写真を送ってくれたときです。え?シダのバラってなに?と思った私は、無知でしたね~
上の写真、点々と白いのがシダーローズです。ヒマラヤ杉のまつぼっくりです。ヒマラヤ杉は、松の一種で、松ぼっくりのような実がなるのですが、開いてくると、バラの花そっくりです。
友だちはマニュキュアをぬって、補強と艶出しをし、ブローチやリースに使っている、とのこと、初めて知ったわたしはもうびっくり!
びっくりした、とメールしたので、友だちも覚えていて、雪の前の大風の日、外に出たらいっぱい落ちていて「拾って、拾って」といっているようだった。大事に拾ってきたよ~あなたに実物見せようと送ったから、という
メール、その翌日小包が届いた、というわけです。
大きいのは、直径7センチもありますが、やっぱり「こわれもの」で、そのままだと、ほろりひとひらとれてくるので、やはりなにかしらの補強が必要です。でも、そのまま置いてながめている分には、さしつかえない、と可愛い篭に盛ったりしています。
ヒマラヤ杉は枝葉に強い香りがあるため、原産地ヒマラヤでは神聖な木とされていて、古代は西アジアで広大な森をつくっていたそうです。
そういえば、榊も香りがあって、静岡では「おこうしば」と呼ばれ、神棚や、お墓にもそなえられています。香りある木は神聖とみなされるのかな?
そういうヒマラヤ杉には思い出があって、小さいころ、本物のクリスマスツリーが欲しい!とねだったら、祖父が買ってくれました。こんなのでした。
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毎年大きくなり、鉢に植えておくのには場所をとりすぎる、と、地植えにしたら、大木になりました。その後、車を入れるのに邪魔になる、と切られてしまい今はもうありません・・・・
シダーローズの送り主は、植物大好きで、他にもいろんな写真を送ってくれます。下のはくちなしの実、見たことありますか?昔はひな祭りのとき
菱餅をつくるのに、この実から取れる黄色い染料を入れ、ほんのり黄色のお餅を作ったそうです。赤いお餅は食紅、緑の持ちはヨモギを入れました。
下は、シャンデリアにしか見えない、アオギリの実だそうです。
こんな写真も送ってくれました。
蛾のようですが、なりきっていますね~
というわけで、これからもいろんな写真、送られてくるのが楽しみです。
おわり