橙花賞いただきました、感謝です。
水野うた様主催の「あなたへの手紙コンテスト」で、「父さんへ」の手紙が橙花賞をいただきました。水野さまはじめ、サポートして下さった皆さま、読んで下さったみなさま、本当にありがとうございました。
水野様の書いて下さった紹介文です。 👇
散文調で始まる冒頭の5行に、一気に引き込まれました。
生きている限り、老いは誰のうえにも平等にやってきて、多くの可能性にだんだんふたをしていきます。老いた親の姿を目の当たりにすることは、つらい。他人ならばいいのです。気持ちに余裕をもって見ていられるから。
でも、肉親やパートナーは違う。はつらつとしていた頃を、ぴんしゃんしてた頃の頭と身体を知っているからこそ、今とあの頃をつい比べてしまってつらくなるのかもしれません。
「戻ってこい」と言ってくれたお父さまと、長く生活を共にしてきたチズさん。濃い時間を過ごしてきたぶんだけ「あんなに・・・だったのに」は、より強かったことでしょう。現実を受け止めきれず過去を振り返りがちになってしまう、認知症の親との暮らし。
手紙の最後で、チズさんがお父さまへ語りかけるひとことに、覚悟を決めた人の軽やかさを感じました。
私の作品です 👇
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