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初めての

初めてのたっちは、11カ月のときだった。母の手編みのセーターを着て
得意満面のわたしは、なんと三頭身!
これから歩き始める道の困難さなんかまるで感じず一点の曇りもない
幸せな時だったのだろう。

11カ月のわたし・西田敏行さんに似てる・・・

ところが、ああ今ではどんなに幸せな瞬間でもその底にある「何か」を
感じ取ってしまう。

「神田川」の歌詞に「ただあなたの優しさがコワかった」とあるが、この意味は、たぶん恋愛経験がないとわからない。優しくされるといつかこの優しさが失われるのがコワくなる。この人は誰にでも優しいんだろうな、やがて
他の人からも好かれて、その人と・・・そんな不安にかられる。

でも!
きのうの朝日新聞にこんな記事があった。
物理学者の金子邦彦さんの話・・・難しそうだな、パスしようか、と思いつつ読んでみた。題して「頑健性変わりやすさ 生命持続の鍵」

ざっくり要約すると・・・ここから先はちょっと我慢が必要です。

「生命の基本的な性質として頑健性と可塑性がある。頑健性とは安定性、可塑性とは一種の不安定性のこと。その両方があるからこそ進化が起きる。
社会構造にも変わりにくい部分と変わりやすい部分がある。重要になるのは
可塑性で変わりやすさや『ゆらぎ』が生命や社会を理解するうえでカギになると考えられる」

優柔不断で悲観的なわたしは「ゆらぎ」だらけと言える。ことしはこの揺らぎを大切に生きていこう。新しい「なにか」と出会うことを期待して。

え?ちょっと主旨とはずれている?これは読んだ人の解釈でいいのです。
金子先生、ありがとうございます。

            おわり

小牧さん、新春にふさわしいお題をありがとうございます。
今年もよろしくお願いいたします_(._.)_


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チズ
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