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お仕事を楽しく!休憩時間の3つのルール
どんなお仕事も、それは誰かに対して(お客様や取引先相手や社会に対して)価値を提供するためにやっている活動だと、私は考えています。
その規模は関係ありません。
たとえ、少数のお客様や小さなコミュニティに対するお仕事、自分の家庭に対しての家事だって、「誰かに対して価値を提供するためにやっている活動」であることは同じです。
その価値を生み出す側の人間(つまりお仕事をする人)が、辛い思いで働いていたら、なかなか良い価値は生み出せませんよね。
だから、お仕事は楽しくないと意味がない!と私は考えています。
休憩を挟むメリットと目的
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お仕事に楽しく取り組むためには、適切な休憩が必要です。
すぐにイメージができるように、私たちは心や体が疲れてくると、楽しく取り組めるものも、なかなか楽しく取り組めなくなってしまいます。
真面目な私たちは、ついつい「休憩するなんて、なんだか悪いなぁ」と罪悪感を感じる場合もあります。
でも、そんなことはありません。
良いお仕事をして、良い価値をもたらすために、私たちは心も体も健康な状態でそれに取り組む必要があります。
ですから、休憩というのは、良いお仕事をするために必要な工程の一部とも言えます。
休憩をすることは、決して悪くない。
正しい考え方で「休憩」をとらえれば、「休憩すること」と「サボること」は全く違うと理解できます。
サボることは、お仕事を放棄することかもしれませんが、
休憩をすることは、全くの逆。
休憩をすることは、良いお仕事をするために必要なことなのです。
休憩時間を作る場合の注意点
まず、経営者は、大前提として「労働基準法」などの法令で定められたルールがありますから、これに則って休憩を与える必要があります。
今回は、法令について詳しく解説するわけではないのですが、経営者はまずこのルールは守ることが当然の前提です。
法令で決まっている、まとまった休憩についてはもちろん大切なのですが、より具体的な作業を生産的に進めるためには、小休憩についても見逃せません。
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諸説ありますが、いくつかの研究では、人間の集中力は、
1回の集中力:30分〜45分が限界
1日に使える集中力:4時間くらいが限界
とも言われています。
ですから、法令に則って「7時間の労働時間だから45分以上の休憩があればOK」とだけ考えておくと、その休憩の「取り方」という意味では、もう少し工夫が必要かもしれませんね。
経営者は、デスクや作業に何時間も従業員を縛り付けるのではなく、30分おきくらいに軽く席を立って水を飲みに行く程度のリフレッシュは許容した方が、かえって生産性が上がるかもしれません。
個人的な活動の場合も、一気にガーッと作業を進めてしまうと、いつの間にか集中力が切れますから、30分おきくらいには、少しだけ体を動かしてリフレッシュしてみましょう。
こういう「小休憩」を許容することが、ひょっとすると今よりも生産性を上げるかもしれません。
結果的に、仕事が早く片付くかもしれませんし、良いアイデアがまとまりやすくなるかもしれません。
それでは、マネジメント側の人も、個人的な活動をする人も、どちらの人も明日から使える「小休憩のかんたんルール」を次の章でご紹介しましょう。
最後の章では、お仕事や挑戦に取り組む人への「価値を信じるメッセージ」を書いたので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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