ノスタルジア~サザエの旅~ 第1回放送第2話「押し売りよこんにちわ!」押し売りとは?
脚本:辻真先(1話と同じ人)
演出:岡田宇啓
タイトルから、もう昭和の匂いただよう〜〜私の大好物がやってきた。
ストーリーを見ていく前に、押し売りについて少しだけ触れておこう。
押し売りって何?
ふむふむ。
「家に押しかける」と「無理矢理買わせる」のセット、つまり、
①訪問販売+②脅迫=押し売り
とすると分かりやすい。
いや、訪問販売だけでもかなり嫌だよ!
現代人にとって、「①訪問販売=押し売り」というイメージ(家にやってくる時点でもう迷惑でしょ!!警察呼ぶけど!?)だが、このふたつははっきりさせておきたい。
🍅🍅🍅🍅🍅🍅〜〜突然だけどトマトの訪問販売の思い出〜〜🍅🍅🍅🍅🍅🍅🍅
たしか私が中学生の時(2010年ごろ)に、当時住んでいた名古屋の小さなアパートに、若い農家の青年がトマトを販売しにやってきた。玄関を開けた母は青年を追い出そうともせず、特段迷惑がってはいなかった。私は人生初の訪問販売を受けてワクワクしたのと、トマトが大好きだったため「美味しそうじゃん!買っちゃおうよ!」と半ば青年とグルのような勢いで、母に勧めた。青年も「はい!スーパーで売っているものよりすごく美味しいんですよ!いかがですか?」とか言って、なんと、大変時間がかかったが、娘と青年のダブルパンチに負けたママは一箱買ってくれたのだ!!
(まさか青年も一瞬にして協力者ができるとは思ってもみなかっただろ
う。)
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訪問販売だけならOK?
果たしてこのトマト訪問販売が押し売りであり、違法であるかという点については、予想外に誕生した協力者のことは除外して考えると(話がこじれるから邪魔。当時の自分に邪魔だと言いたい!)、違法となる可能性は低い。
「特定商取引法」で訪問販売に対する規制が明示されているところ、訪問販売だから絶対ダメ!通報!ではないんだな!
ほうほう。ルールに沿っていれば、訪問販売自体はOKなわけね。あの青年は自分の身分を明かしていたし、トマトを売りにきたことを示していたから、大丈夫そうだ。
でも、押し売りはアウトだよね?
訪問販売と比較して、押し売りとはどういう行為なのか?
💡そうか〜〜押し売りって、訪問販売における不当行為だったのね。
こういうわけで、①訪問販売+②脅迫=👿押し売り👿 が法的に立証される。(当然、訪問販売の形態を取らない押し売りの存在を否定するものではない。)
単純かもしれないが、自分の疑問が湧く順番に素直に調べていくと綺麗に整理されて、個人的に、満足。
ちなみに上記のような行政規制に違反した事業者は、業務改善の指示(法第7条第1項)や業務停止命令(法第8条第1項前段)、役員等の業務禁止命令(法第8条の2第1項)等の行政処分の対象となるほか、一部は罰則の対象にもなるため、立派な違法行為だ!
60年代サザエさんにやってきた押し売りカンパニー
さて、今回のサザエさんではその違法行為が「押し売りカンパニー」の団体によって組織的に堂々と繰り広げられている。面白いことに、先に紹介した文献のように、押し売りの男は「俺は昨日、刑務所から出たばかりだぜ」とワカメを脅迫するのである。押し売り界では鉄板台詞のようだ。
昭和の押し売りってこんなかんじだったのかなあ、と想像しながら楽しんで見ていこう!
【概要】
準備中・・・
私はいつになったら書くんだ?誰か教えてくれ。
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