台湾茶ハーフ&ハーフ

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今日は台湾一人旅のときに小籠包専門店に行ったお話♡


昨日の記事↓




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ガイドブックを片手に歩き、やっと小籠包専門店に辿り着いた。

案内された席につくと、台湾茶が出された。

左隣には男性2人が座っていた。

60代くらいだろうか?

「日本人でしょ?今からどこ行くの?」

「バスで九份に行きます」

「若い人はツアーじゃなくて自分で行くんだね。あ、僕は日本人で、この人は台湾人なの」

そんな会話をしていた。



一人旅にはいろんなデメリットがあると思う。

ここで一つあげるなら、食べ物のシェアできないから、いろんな食べ物にチャレンジしにくい。

一人旅のとき限定で胃袋を大きく出来たらいいのにね。

わたしは食べきれるように小籠包セットだけを注文した。



小籠包を待っている間に、台湾茶を飲んでいた。

日本人男性が声をかけてくれた。

「注文したお茶は美味しいよ。飲んでみない?」


この人が信用に値するかを瞬時に計算した。

ここは台湾、時間帯は昼間、ガイドブックにのっているお店、身なりの整った日本人、この人もお茶をがぶ飲みしている…。

わたしはお茶をもらうことにした。



一人旅にはある程度の警戒心は必要だと思う。

でも、裏を返せば、条件から外れる人は信用しないのだ。

中身がどんなに親切で優しい人であっても…。



やっぱり、良いお茶は全く別物だった。

お茶には詳しくないけれど、深みがあった。

その後も、男性はおかずをよそって分けてくれた。



店員さんがお茶を注ぎに来た。

当然ながら、店員さんが手にしているのは普通のお茶だ。

良いお茶が半分くらい残っていた。

本当は混ざってしまうのが嫌だった。

でも、喉が乾いたときに店員さんを呼ぶの面倒だな。

なんのリアクションも示さないわたし。

ごく当たり前に、良いお茶に普通のお茶が注がれていく。



良いお茶と普通のお茶がハーフ&ハーフになってしまった。

お茶はピザじゃないからね、きれいに混ざってしまう。

良いお茶とも普通のお茶とも違う新しいお茶が出来上がった。



ちなみに親切な日本人男性は、この後も良いお茶を注いでくれた。

もちろん店員さんも、お茶が少なければ普通のお茶を注いでくれた。

わたしのお茶は絶妙にブレンドされていく。

もはや最初の味なんて分からないね。


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