全部はじめから決まってるんだって
知っている だからもうここに用はないね
時間を潰すだけの作業
身体だけは大人だし
不必要こそが至福だと
また不健康を金で買うが
その気体だけじゃあ間に合わず
交わすこともなく喫む言葉が
胃の中を逆らって喉を焼く
澄んだ空堕ちてゆくように
17ミリ舞い上がる青
差の開いた人生の
素の懈怠や品性よ
背は伸び切ってしまったし
粗雑な期待だけが飛来する
僕はしょっちゅう僕の為体を
見下ろし振り返る傾斜角
三十五度の平熱で
暗中模索中の芸術点
フランチャイズした自我を背に
くだらないと吐き捨てるうたうたい
無駄遣いした年月も
プラスマイナスでは言い表せない
縋る腕、決意が揺らぐかい
グラスは今に溢れかえる
澄んだ空堕ちてゆくようで舞い上がる
17の青さも右往左往している
この苦悩が通り雨で
晴れ渡ってしまっても
僕は僕でいられるのだろうか
差の開いた人生と
素の懈怠や品性を
背は伸び切って
もうこれ以上は躁?
不健康を飼い慣らし
気体に塗れて俯瞰する
この五分間を金で買う
心に空いた穴を埋めるため?
愛でるため?広げるため?
身体だけは大人だもん
この身体だけが
不必要だって知っている