高校でのAFS交換留学
私は17歳の時にAFSという国際的な留学斡旋団体を通して1年間の交換留学をしました。どんな感じだったか簡単に紹介してみます。
AFSとは
AFSは日本での歴史も60年と長く、留学前の準備期間も合宿等で手厚くケアしてくれたり、留学後も現地でのケアやなんと派遣先の学校にも相談役の生徒がいたりするので本人も親も安心して預けられます。
留学先は基本的には選べますが、人気の英語圏は成績(英検などの資格や志望動機)によって抽選になることもあります。私はそれで落とされてドイツに行くことになりました。南半球に行きたかった17歳の私はなんてこった/(^q^)\状態でしたが人生単位で見ると結果オーライでした↓。
1年間の留学費用
さらにコストの面でもかなり安く留学できます。
私が留学したのは10年ほど前でしたが1年間で100万円ほどでした。現在は120-170万円とそれでも破格な値段です。
https://www.afs.or.jp/goabroad/year-programs/features/
費用詳細は以下から高校生向けの資料をダウンロードし、82ページを参照。
https://www.afs.or.jp/pamphlets/
航空券代、保険代等込みですが単純計算で月10万円とすると、個人で全て手配・管理するよりは少しだけ高いかもしれません。大学生ならバイトもできるし、生活はいくらでも切り詰められます。
しかし、高校生でホストファミリーと触れ合いながら現地の高校に留学するのと、大学生で1年間語学学校に通いながらちょーっと現地大学の勉強をするのとでは、語学の成長は段違いです。
「若ければ若いほどよい」とAFSのスタッフにも言われましたが全くその通りでした。
若さは無敵
現地の高校では中央アジアから移住してきた生徒もいました。彼女のドイツ語はネイティブと区別がつきませんでしたが、詳しく話を聞いてみると12歳の時に移住しドイツの学校で語学を学んだそうです。
彼女は国語も含め常にトップの成績を収めており、若いうちから5年ほどドイツの学校に通うことで、ネイティブ並みかそれ以上の語学力を得ることができるんだ、と感動しました。ちなみに彼女とは後にドイツの大学で再開し、医学部に進んだことを知らされます。世界狭いな。
また、大学生で留学をすると現地の友達を作るのにも苦労します。
しかし高校生で留学しホストファミリーと過ごすことで、日々強制的に言葉や人、1年間の季節のイベントに直に触れられます。
私が個人的に高校で留学しておいてよかったと実感することは「耳の慣れと発音」です。
四六時中ドイツ語に触れ合うことでまず耳が慣れます。そこから正しい発音を意識するようになりました。発音がいいだけで語学が堪能であると錯覚させることができ、たまにネイティブと間違われます。
ホストファミリー変更可
さらに、AFSの相談役にホストファミリー変更の申請をすることもできます。毎日一緒に過ごす家族なので、合わないと感じたら変更できるのもかなり精神的に助かります。
私は幸運にもホストファミリーに恵まれ、現在も交流があります。
しかし国は違えど、ホストファミリーからマリファナを勧められた人や、学校にもろくに通えず、完全にベビーシッター代わりにされた人も身近にいました。こういった場合に現地の担当者を通して変更できるのは親にとってもかなりの安心材料になります。
おわりに
簡単に紹介するとこんな組織です。別にAFSにこだわる必要は全くなく、単に高校から、はたまた中学のうちから興味のある人は留学を考えてみるといいよ、というお話でした。
今後は応募する際のエントリーシートの出し方や留学前オリエンテーション、現地学校での過ごし方など、もう少し詳しく書いていきます。
→書きました。