語学試験の対策とおすすめ勉強法 2
前回の続きです。
記述と口述
日本で記述と口述を自力で対策するのは限界があり難しいですよね。
ゲーテやドイツ語学科のある大学で講師と対策するのが一番ですが、インターネットで可能性を探ることもできます。
無料の作文添削ならLang−8.comがおすすめです。今は会員登録が必要なようです。
添削のプロではないですがネイティブが文章をチェックしてくれたり、質問に答えてくれます。また、スカイプ等でネイティブのタンデムパートナーを探して口頭試験の練習台になってもらうのもアリです。
この際、相手も日本語の勉強に興味があるようならTakeばかりでなくGiveもきちんとしましょう。
試験では記述と口述どちらも難しい言葉を使おうとしないのが本当に大切です。接続詞なんてdass (that)のみで十分と、語学学校の先生も言っていました。
もちろん必要なら他の接続詞も使いますが、無理してあやふやな文法を使うより自信のある単語を選びましょう。
記述の添削方法は加点方式ではなく減点方式です。かっこいい文章を書くより、ミスの少ない伝わる文章を書いてください。
私も最初はできるだけかっこいい、教科書に載っている習ったばかりの慣用句が大好きでしたが、クラスで行う模擬テストでの記述はだいたい点数が悪かったです。
添削後に返却された、はてなマークだらけの作文を見るたびに落ち込んでいましたね。言いたいことが全然伝わっていないのがよく分かりました。
やってはいけない勉強法
先程も書きましたが、言葉は慣れです。間違った勉強をしなければ、着実に語学力は向上します。
では、間違った勉強法とはなんでしょうか。
それは「漢字の書き取り法」と「受け身すぎる勉強法」です。
実際にあったことですが、語学学校の知り合いがノートにびっしりと同じ文章を繰り返し書いていました。ドイツ語は漢字のように繰り返し書いて、手で覚えることにあまり意味はありません。
不安な綴りがあれば時間を置いてまた書いてみる、というテストをした方が効果的です。また、ドイツ語は発音と綴りが英語よりもずっと似ているので、発音しながら単語を覚えるのもおすすめです。
受け身すぎる勉強は、私のおすすめする聞きまくり法に似ているのですが、その際全く何もしないというわけではありません。理解しようとある程度アクティブに聞くことが前提になります。
いわゆる「ながら勉強」で「勉強しながらスクワットする」のはある程度アクティブな勉強法になり、勉強に優先度を置いています。例えば、スクワットはとりあえずキツくなるまでして、回数は気にしないのがポイントです。
しかし、「スクワットしながら勉強する」のは優先度が逆になりパッシブ(受け身)すぎる勉強法になってしまいます。単語帳を持ちながらも注意が「今スクワット何回したっけ」とか「キツイけどあと5回頑張るか、1回、2回…」といった感情に向いてしまうと勉強に全く集中できていないことになります。
受け身すぎる勉強法が全く意味のないこととは思いませんが、ある程度集中して勉強した方が効果は高いのは確かです。
おすすめアニメ
慣れが大切だからこそ、飽きずに楽しみながら続けることが重要です。ネットラジオにも映画にも飽きたらアニメがあります。
おすすめアニメはスポンジボブやファミリーガイ、アメリカンダッド、ザ・シンプソンズなどのアメリカ産アニメのドイツ語版です。
会話のスピードがかなり早いですが、これを見まくってブラックジョークも理解できるようになると一人前になれたような気がします。
これらのセリフを会話に引用すると、若者同士なら光の速さで打ち解けることができます。(Ich bin so klug, K_L_U_K! Ich meine K_L_U_G.とかMit 'ner Menge Fantasie!とか使える場面多め)
以上、真面目に試験対策について語りたかったのですが最終的にオタクの血が騒いでしまいました。
楽しい語学ライフを!