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医学部6年生必見、国試の勉強法
医学生のみなさん
4年生は臨床科目の講義、5年生はポリクリ、6年生は国家試験対策に勤しんでいることかと思います。
学年も上がってくると国家試験をどのように対策すべきか考えることかと思います。
この記事では私の体験も踏まえ、国家試験をどのように攻略すればいいかをお伝えします。
私は学部生時代に3回ほど特待生になったことがあります。
部活は自主練も含め週7日、バイトは週3日ほどこなしながらこの状態でしたので、ペーパーテストについては非常に効率的な勉強ができていたと思います。
このようなスケジュールの中でどのように対策したかと言うと、、
結論から言えば、特別な対策は必要ありません、周囲がやっていることと同じことを普通にやるだけです。
なぜなら医師国家試験の合格率は90%、かつ、試験の目的は6年間に十分な医学知識を履修したことを確認するための試験だからです。
また試験は2〜3日間(年代によって変動する)行われる試験であり、途中で諦める人や多浪生など明らかに受かる見込みが低い人も含まれての10%が不合格になるため、普通に勉強した人が落ちる確率はその半分の5%程度だと思います。
クラスの下位5%を考えると全く勉強しない人か勉強の内容ややり方が明らかにおかしい人になります。
つまり、勉強内容、勉強のやり方、勉強量が周りと同じならまず落ちません。
勉強内容ですが
ここの教科書がいい、ここの予備校は予想が的中した、ここの模試から似た問題がでた、、、など色々な情報が出回ります。また、意識の高い(笑)な同級生が英語論文を読んだり、ハリ◯ン内科学や朝◯内科学の教科書を読んだり、朝から晩まで図書館にこもる真面目な同級生がいたりと周囲と比べて自分のレベルが低いのではないかと不安になることもあると思います。
しかし、医師国家試験は基本的な知識を問うている試験であるため何も特別難しいことを勉強することはありません。
どの教科書だろうが、予備校の講座だろうが国家試験レベルで書いてあることは基本的に同じです。どれを使ってもそれほど大差はありません。
国家試験対策で意味があるものの中で最大公約数をまとめると
・各教科最低1冊何でもいいので簡単な参考書
・自分がわかりやすいと思った国家試験予備校の講座
・国家試験過去問3〜5年分
・必修の過去問集
・公衆衛生対策
スマホゲームの周回クエストみたいなものです。欲しいアイテムが出るクエストを周回するのが最も効率がいいです。
勉強のやり方ですが
間違えると一気に効率が悪くなるのでとても注意が必要です。
ここでも意識の高い(笑)の同級生が論文で特殊な知識を調べてきてきたり、分厚い教科書で色々調べて披露したりとマウントをとってくることもありますが全く無意味です。
教科書や講座の使い方
・1週目は正常解剖、生理、その臓器の病気を大体把握し、全体像をつかむ
・2週目以降で正常と比較してどこの解剖や機能が悪くなると〇〇病になる、だから〇〇治療を行うと言うように関連づけて覚える
・3週目、過去問を解いて問題パターンを把握した後に不足している知識を一つずつ拾っていく
過去問等
・上記の知識がどのような問題で出題されるのかというパターン学習
・過去問で出た問題と近い問題が出題されるため周辺知識を習得する
・間違えた問題を繰り返し復習する
1週目より2週目、2週目より3週目のスピードが上がるためどんどん効率がよくなります。
勉強量について
”時間”ではありません。あくまでどれだけ”進捗”したかが重要です。
”時間”は関係ありません。周りと同じペースで勉強が進んでいればOKです。
それではどうすればペースが揃うでしょうか?
ノルマ設定型の勉強をおすすめします。
だらだら時間をかけて勉強する意味はありません。ノルマを達成すれば1時間勉強するのも10時間勉強するのも同じです。ノルマも過大である必要はありません。周りから外れない程度で大丈夫です。
むしろノルマさえ達成できれば、勉強時間は短時間の方がいいです。体力も使わないし、空いた時間で遊べるのでストレスも溜まりません。国家試験は年単位の持久戦なので、心も体も疲労しないようにした方がいいです。
ここに書いたことは一般的な当たり前のことですが、これをやるだけで集団から外れることはありません。
まとめますが、医師国家試験の対策に特別なことは必要ありません。
勉強内容、勉強のやり方、勉強量が集団から外れないように周りと同じことをやるだけで問題ありません。
医学生のみなさんが国家試験に合格して医師になれることを心からお祈りいたします。
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