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結婚相談所がさじを投げた「無趣味」な男性の話
最近、こんな話を耳にしました。
30代の男性で、結婚したくて結婚相談所に入ったけど、
出会った女性には
「話がつまらない」「盛り上がらなかった」と言われて終了してしまう。
趣味もなく、仕事をして、休日はたまった家事を片付けるだけの毎日だそうです。
「これじゃあ盛り上がらないよね」
ってご本人も気づいているみたいで。
結局、結婚相談所側も
中々進まない活動にさじを投げてしまった…
らしい。
又聞きだから詳細は不明です。
しかし正直、こういう話って珍しくないんですよね。
確かに趣味もなくて、
仕事以外で何もしていないと、
どうしても話題の引き出しがが減っちゃうし、
印象に残りにくい。
話が盛り上がりにくい。
特に色々引き出しを持ってるタイプの人からは
「で、あなたは?」
と思われがちだし、
何もないと失望されやすい。
じゃあ、
私なら何てアドバイスするかな、
って考えてみました。
小さな変化を始めてみる
だけどそもそも「仕事以外に何かする」って、結構大変じゃないですか。
ただでさえ、婚活してるし。
休みの日?
婚活に時間使ってるんですけど。
これ以上何かしろってんですか
って感じだと思います。わかります。
だけど、あえて言いますよ、
ほんの少しでもいいから、
日常に変化を加えると、
それがものすごく人としての魅力を引き出すし、
いわゆる「その人らしさ」がぶわっと出てくるんですよね。
例えば、昔からちょっと興味があったことに手を出してみるとか。
特別なことじゃなくてもいいんです。
YouTubeでレシピ動画を見て新しい料理に挑戦してみるとか、
近所のスポーツジムに入会してみるとか、
新しいゲーム買ってプレイしてみるとか。
そういう小さな「変化」を探してみませんかって
お伝えすると思うんです。
だってそれだけで、
日常に変化が出てくると思いませんか。
「ご趣味は? 休みの日は何を?」
の質問に、
「いやぁ、仕事が趣味でね。ハハ…」
なんて返答をしていたのを
「最近、自炊を始めたんですよ。いや、大したもんじゃなくて、ズボラ飯ですけどね。あの、えーと、バシャウマってYouTuber知ってます? これが面白くってつい見ちゃってて」
この人、ちょっと面白いな……ってなりませんか。
私はなります。
自分のペースで
気をつけてほしいのは、無理に完璧を目指さないこと。
プロの料理人がやるような凝った料理を作れってんじゃないんです。
ムキムキのボディビルダーになれってんじゃないんです。
ポケモンのランクマッチを勝ち上がれってんじゃないんです。
レンチンでできるずぼらレシピを試すとかでいいんです。
月一でヨガでもいいんです。
800円の買い切りスマホゲームでもいいじゃないですか。
完璧主義は続かないです。
少しだけ、新しい世界に切り込むだけ。
それでいいんですよ。
だってそんなふうに少しずつ自分の世界を広げていけば、
いつの間にか新しい自分に出会えるはずなんです。
一ヶ月経ったとき、思いのほか広がった世界に驚くかもしれません。
仕事をしていくと失われていく
その人らしさを回復させるお手伝いができる
そういう結婚相談所でありたいなあ。
そんなことを考えさせられました。
この話題なら、やっぱこれでしょうということで。