有象偶像

※※※ネタバレ注意※※※

こんばんは, pyt-314です. 本日も大して意味のない書き物をします. ぬゆり氏のアルバム, 有象偶像についてです.
私がこのアルバムを買ったのは去年の11月とか其の頃です. なんで発売当時(2016年)から聴いていますどころか半年も経っていないのですが, それでも好きなので聴きはするわけですよ. だから, ちょっと書いて見たくなったので聴いていて感じたこと等を書いてみます.
まず, いきなり聴くこと関係ないですが, 歌詞カード. CDの醍醐味的なものですが, それを開くとコインランドリーが背景ですよ. 一応ぬゆり氏の曲は聴いているので, ビビッと来るわけです. そう, 万物流転. 僕の妄想でしかないですが, 万物流転の歌詞といえばいいのか, 思いといえばいいのか, それがこの歌詞カードの存在を考えるとめちゃくちゃわかる気がする…というのが始めの一つです.
さて, 次に一気に通しで聴いてみましょう. タイトルとピッタリ一致するというか, なんといえばいいのかわかりませんが, 有象偶像です. 文字通りの有象無象の偶像に突き動かされている感じ. ある意味では啓発の意味も兼ねているのでは? と感じてしまいました. ドラムの語りが凄い. あえて音質を落としているのであろうドラムが, 本当に日常で感じる喧騒みたいな. かといえば, それが内面的なものになっているように様変わりもします. とりあえず, 僕は皆さんにぜひ聴くことをオススメしたい. これが現実に何か恩恵をもたらすわけではないのでしょうけれども, 時間の”浪費”として, 贅沢として, 自分のためにと表現すればいいのかな, そんな風に聴いてほしいです. 一曲一曲はニコニコ動画とかでも聴けるのですが, これは単語みたいなものです. 単語が列をなして, 一つの文, つまり或る特定の一つの事象を表現します. この雰囲気です. これはなんだかんだ言って一番語りたかったことですね.
ひとまず書きたいことは書いたので, 例の啓発とやらがどういう意味合いなのか考えてみようかと思います.
まず初めにですね, 一般人, というか大衆ってある意味では危険だ, という私の考えを書きましょう. 人間は, ある意味では善良極まりない, またある意味では極悪な生物です. この二つの視点はその人間の相対性より由来しますが, 深くは触れないようにしましょう. 良かったらこのことを妄想してみてください. アルバムを通して聴いてみると, 現代社会でよく起こっているように見える, ある現象が示唆されます. 穏やかだったものが突然やけに激しくなったり, かと思えばギター一本の語りが始まったり. やけに感情的だと思いませんかね? いろいろな人が前々から指摘しているように, 少なくとも現代日本のインターネットは, 感情, 欲求のみを増幅させて, 思考を忘れさせる. いや, 思考と物質的な動きですら忘れさせられてしまった人々が多く存在するように思えます. 私はいったんこう感じてしまったので, 別の考えになるためには少し時間がかかるかもしれませんが, この意味合いもあるかと考えられてしまうのがまた恐ろしい現状です. まあ, 恐れることもないのですが. つまるところ, 啓発は感情に対して行っていたのではないか, という予想でした. 今日もロクなこと書きませんでしたが, まあゆったりしていってください. 今晩もお疲れ様でした.

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