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パスティエーラは人魚が作った?

イタリア語メディア「Web Food Culture」に、パスティエーラにまつわる伝説の一つが紹介されています。

それによると、ナポリの人魚“パルテノペ(Partenope)”は春になるとナポリ湾に現れ、美しい歌声で人々を楽しませていたそうです。

彼女の歌声に感謝したナポリの人々は、毎年7人の美しい娘を選び、パルテノペへ贈り物を届けさせました。その贈り物とは、小麦粉、穀物、卵、リコッタ、水、砂糖、スパイスという7つの貴重な食材でした。

伝説によれば、パルテノペはそれらの食材を神々とともに混ぜ合わせ、それがやがてパスティエーラになったといいます。
私はアンデルセンの『人魚姫』よりも、楽しいエンディングのこの伝説のほうが好きです。

Buona Giornata.(良い一日を)

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