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ウルさいのニャ!!!

こんにちは、にっしーです。
我が家にはロボット掃除機がいます。
そして二匹の猫さん。
皆さんのおうちの猫さんは、ロボット掃除機と仲良しですか?
我が家では、ウルさいけど、アイツが来ない所にいれば問題ないから、シカトにゃ! ってしてると思ってました。
のんびりおとっとりの黒猫くんはともかく、神経質な三毛姉さんもそう思ってると。
ところが……。

近頃ロボット掃除機動いて無くない?
妻の言葉に、そう? って。
そう? ってひと言だけで済ませると角が立つのは経験則で分かってます。
そうは言ってませんが、ちょっと見てみてよ、と妻は言ってるのです。
女性が抱いてる男は家電製品に強いという幻想は、なんなんでしょう?
アレは困りますよね。

それはともかく、見るだけは見てみないと家庭にさざ波が立つので、見るだけは見てみました。
結果。
「充電されてないみたいよ」
「おかしいなぁ。ちゃんと定位置に戻ってるのに……」
妻が充電スタンドにロボット掃除機を置き直すと、
「充電を開始します」
とロボット掃除機がしゃべりました。
壊れてるワケでは無さそうです。
「センターが汚れてるんじゃない?」
彼はロボットとはいえ掃除機ですから、埃で汚れるはありそうです。
雑巾で拭いて、様子見することに。
答えを先延ばししてるようにも見えますが、機械に強いワケでも無い我々には、様子見は大事です。

それからは掃除をする日もあれば、しない日……充電切れもある、そんな感じでした。

ある休日の朝、ふとロボット掃除機を見て、充電スタンドに置き直してみると、彼がしゃべりました。
「充電を開始します」
なんだ、またか……。
何故なんだ?
困っていると、やって来たのは三毛姉さん。
ロボット掃除機の前に来ると、頭でグィっとひと押し。
「充電スタンドに戻してください」
彼の魂の訴えをシカトして、三毛姉さんはベッドの上に。
せいせいした顔で、んぺんぺと毛繕いする三毛姉さんに衝撃でした。
彼女は、ロボット掃除機を黙らせる方法を会得していたのです!
「頭、良すぎじゃない?」
驚いてる私に、三毛姉さんは目を細めます。
誉めたワケでは無いんですけどね。

それからはロボット掃除機が動く時間を、我々が出社前、家にいる時間に変えました。
寝る前と朝イチに充電チェックをする手間は増えましたが、大した手間ではありません。
時々は充電切れはありますが、ほぼ動いてくれるようになりました。

しかし、意外と猫さん、侮れませんよね。
ってお話でした。

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