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トイストーリーは友達?映画『チャイルド・プレイ』が100倍楽しくなるトリビア

僕の大好きな作品であると同時に、ホラー映画との出逢いのきっかけになったもの。

1988年公開のトム・ホランド監督の映画『チャイルド・プレイ』は、クラシックホラーの中でも異彩を放つ作品で、多くの人にトラウマを与えてきました。

本作のヴィラン"チャッキー"は、テーマパークUSJのハロウィンでもアトラクションになるほど人気のキャラクターです。

本日、僕のブログについに『チャイルド・プレイ』の記事をupしました。

あまりにマニアックで僕が書きたい内容に偏るとSEO的に誰にも読まれないという悲劇になりうるので、それならせめてnoteで補足させてほしいということで執筆に至りました。

これからチャイルドプレイを観る人ももう観た人も楽しめる内容になっているので、ぜひ最後までご覧いただければと思います。

さっそくいってみましょう。

もともとは違うタイトルだった?

脚本家のドンマンシーニさんによると、もともとのタイトルは『BATTERIES NOT INCLUDED』でした。直訳すると「電池が無い…」こんなところでしょうか?

そしてまたタイトルは変わっていく。『BLOOD BUDDY』これは「血にまみれた相棒」で、ちょっとベタな印象がありますね。

そこからやっと『チャイルド・プレイ』になった。子供の遊びにはしてはやり過ぎている気がするけど、まぁいいでしょう。

トイストーリーとの関係性

おもちゃを題材にした映画で忘れてはならないのが、ディズニーの『トイストーリー』ですね。

たまたまなのか意図的になのかチャイルド・プレイとの共通点が多いだけでなく、実際にコラボもしてるんです。

公開年

2019年7月19日に公開されたリメイク版の『チャイルド・プレイ』。

よりによってこの日はディズニーの『トイストーリー4』とまさかの同じ公開日。

前者の公式サイトでは、宣戦布告というばかりにチャッキーの洗礼を受けるウッディやバズたちの光景が…

これは大人の事情的に大丈夫なのか?とも言えるコラボです。

ちなみに僕は両方映画館で鑑賞しました。

持ち主

おもちゃの持ち主はどちらの名前もどちらもアンディです。これは本当にすごい。

トイストーリーのベースとなった初期作品『ティン・トイ』と『チャイルド・プレイ』は同じく1988年公開で『トイストーリー』自体は1996年でした。

チャッキーがアンディと言っているとどうしてもトイストーリーの世界観と交差してしまいますね。

主人公の境遇

チャイルドプレイのアンディ・バークレーは両親が離婚しているため、父親はいません。

またトイストーリーのアンディも母親が指輪をしておらず、離婚していると言われています(確定ではありませんが)。

どちらのアンディも友人と頻繁に遊んでいる様子がなく、どこかもの寂しさを感じます。

寂しいがゆえにおもちゃ遊びにハマって、友達としての存在を人形に投影しているのかもしれません。

チャッキーのモデルは?

原作者のドン・マンシーニさんがチャイルドプレイを作る上でインスピレーションを得たものは、当時アメリカで大流行していたキャベツ畑人形。

また英語のwikipediaを見てみると、ドンマンシーニさんが影響を受けた作品としてはまだありまして、『the twilight zone living doll』
『trilogy of terror』という2作品が挙げられています。

前者は日本でいう世にも奇妙な物語のようなオムニバス作品で、元凶の人形(この作品では女の子の人形)チャッキーのように走り回りはしませんが、白黒映像がより不気味さを引き立てています。

実在するモデルがある?

ロバートという犬のぬいぐるみを抱えた人形がアメリカのイースト・マーテロ博物館に展示されています。

ロバート人形は表情を変えたり、窓から顔を覗かせるなどのエピソードがあるらしく...

実在する呪いの人形はあまり写真貼りたくないので、ご勘弁を。

実際にこのロバート人形について、ドンマンシーニさんの言及はありません。

ブードゥ教

チャールズ・リー・レイは人形に自らの魂を移する際に、ブードゥー教の黒魔術を発動します。

このブードゥー教はハイチ共和国やアメリカ南部のニューオーリーンズで実際に信仰されている宗教で、益をもたらす白魔術師もいれば、強制労働させるためにゾンビを生み出す黒魔術師もいたそうです。

また、チャイルドプレイに出てくる呪文のダンバラはブードゥー教における至高の神の化身。とても崇高な存在だったんですね。

撮影秘話

チャイルドプレイのクライマックス、暖炉にチャッキーを閉じ込めて火をつけるシーンでは、小柄なスタントマンが代わりにチャッキー役を演じたが、スタントマンの身長はグッドガイ人形よりも20cmも背が高かったため、人形用とスタントマン用で2種類のセットを用意したそう。

あのシーンはやけにリアルで本物の人間みたいな動きするなぁと思ったのはそういうわけがあったんですね。

アナザーストーリー

2019年に公開されたリブート版の『チャイルド・プレイ』を観た方で、「リメイクなのに初代とストーリーが違う」と言いたくなる人もいるかもしれません。

しかし、父を亡くした孤独な少年の闇の化身が邪魔者を消すというドンマンシーニさんの原案に基づいた物語こそがリブート版のチャイルドプレイなのです。

もともと初代1988年版でボツになったので、きっとどちらも良いと思っていて、ボツになった方をいつか実現したいと思ってたんでしょうね。

さいごに

いかがだったでしょうか?

もともと知っていた知識もあれば、今回僕が勉強して初めて知ったものもあったので書いていてとても楽しかったです。

ブログの方では僕の思いを本気で込めた感想も書いているので、こちらもご覧いただけると嬉しく思います!

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