柿の木

長野県の伊那地方に越して来て3ヶ月。 地元のこと、日々の考えごとをつらつら書こうと思います。 茨城県出身。最近好きな食材はかぼちゃ。

柿の木

長野県の伊那地方に越して来て3ヶ月。 地元のこと、日々の考えごとをつらつら書こうと思います。 茨城県出身。最近好きな食材はかぼちゃ。

最近の記事

伊那谷日記⑭リンゴ園観察記(後編)

いつもの道の、いつものリンゴ園。たわわに実ったリンゴ達が赤くなってきた。 リンゴ園の前を通ると、甘酸っぱい香りが鼻をくすぐる。 そろそろ収穫期。 フジの出始め。 今年は遅霜が無かったものの、(昨年は遅霜の害がひどく収量3割減というところもあったようだ)カメムシの害でやはりリンゴは少ないみたいだと、近所の直売所で立ち聞きした。 でも、この園のリンゴたちは頑張って美味しそうな色になってきた。 実割れしているものも見られるが、農業にロスはつきものだ。 長野県に来るまで知らなか

    • 伊那谷日記⑬アサギマダラの里白熱

      夏の終わりの9月末、例年の長野県ならもうとっくに秋だが今年の夏はダラダラと長引いていた感じがする。 それでも日が短くなるのを植物たちは感じているのか、秋の七草がそちらこちらに咲き始める。 はぎ、ききょう、くず、ふじばかま、おみなえし、おばな、なでしこ、秋の七草 と覚えるらしい。 桔梗はもっと夏よりだけど、近所では葛やオミナエシが盛んに咲いている。 そしてまた秋の七草うちのひとつ、フジバカマが、ここ伊那谷の宮田村アサギマダラの里にたくさん咲いている。 アサギマダラは旅する

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        秋の彼岸を赤く照らす 伊那市高遠の燈籠祭

        • 伊那谷日記⑫ブドウの季節ナイアガラの香りに包まれる

          ぶどうの季節がやって来て、伊那谷の直売所は連日たくさんの種類のぶどうが並んでいる。 シャインマスカットやナガノパープルなどの皮ごと食べられる大粒種の種無しぶどうが人気だ。 しかしその他にもぶどうの種類は山程あって、旬が短いからお盆の頃から10月中頃までの間に入れ替わり立ち替わり品種が出てきて、なかなか全てを試せない。 人気のぶどうは値段も高いのでなかなか手が出ない… そんな中、お手頃値段で出回っているのがナイアガラである。 あまり他所では見かけないナイアガラは薄黄緑色の白

          伊那谷日記⑪実りの秋が来た!栗拾ったよ〜!

          梨狩り、ぶどう狩り、りんご狩り、みかん狩り…果物の季節が伊那谷にやって来た。ミカンはちょっと無理だけど。 今回は栗拾い。栗は拾うんですね。 我が家からいつもの買い物道を歩いていると、道路に栗が落ちている。 昨夜から少し風が吹いていたからか、立派な栗がコロコロと。 りんご畑の隅っこに大きな栗の木が植わっているのだ。 畑の主はそこまで真剣に栗を取らないのか、道路の栗は車に轢かれて潰れてしまっている。 もったいない… 気がつけば、道路に落ちていた栗をポケットに入れてた…。

          伊那谷日記⑪実りの秋が来た!栗拾ったよ〜!

          青春18切符を使い切るための独り旅‐JR飯田線から長野駅を目指して

          JR飯田線を岡谷駅で乗り換え、中央本線で松本駅に向かう。 松本行の電車の中は登山者と思われる大きなザックを持つ人や、観光のためだろうかトランクを携えている人が多い。 伊那から岡谷に向かう飯田線の中とはだいぶ雰囲気が違った。 飯田線の車窓からは山や棚田が、線路沿いの古い家々も趣があって見飽きない。窓自体も広い。広い窓いっぱいに白い花を咲かせたそば畑と黄色くなりはじめた稲穂の田んぼのパッチワークは心に残った。 中央本線松本行の車窓は見慣れていることもあるからか、少し平凡だ

          青春18切符を使い切るための独り旅‐JR飯田線から長野駅を目指して

          伊那谷日記⑩おコメは多分、不足しているわけではない?

          おコメがスーパーの店頭から消えていると、テレビから流れてくる。 都会は人口が多いから大変だなと他人事のように聞いていた。 我が家もそろそろおコメが無くなるので台風前に買っておくかといつものスーパーに出かけてみると…おコメの棚が空っぽだった。 申し訳無さそうにレトルトのご飯パック、2キロのもち米が並んでいるだけだった。 先週見た時はまだ普通に並んでたのにな、と不思議に思ったが、この台風対策のせいもあって在庫がなくなったのだろう。 南海トラフ地震の警戒期間にもペットボトルの水が

          伊那谷日記⑩おコメは多分、不足しているわけではない?

          伊那谷暑すぎる日記⑨

          今日も暑いです。 きっとこんなふうに書き出してる日記が何千何百とあるでしょう。 そのくらい日本中が暑いわけで。 ご多分に漏れずここ伊那谷も暑いです。 歩いていると汗がダラダラ流れてきて、目に染みます。 長野県は避暑地のイメージがあるのか、夏の観光地として思い出していただくことが多いようですが、決して凉しいわけではありません。 数十年前はやはり涼しかったようですが、ここ最近では朝から暑いことも多く、都市化しているせいか夜でも涼しくなりません。 これまで涼しい気候であったこ

          伊那谷暑すぎる日記⑨

          伊那谷日記⑧コイン精米機を使ったことはありますか?

          以前はスーパーで精米されたお米を買っていたのだが、最近の我が家では玄米を購入している。 お米に強いこだわりがある訳では無いけど、たまたま玄米がお安く買えるつてがあったのが始まりで… 使ってみるとすごく便利だったのでそれが続いている。もう今年で3年目である。 玄米は一応そのまま炊飯器で炊いても食べられる。ちょっと香ばしい匂いがする。プチプチとした食感も加わる。 でも、やっぱり精米したお米は一段か二段上をいく。玄米何日か食べ続けたあとの白いご飯、止まりません。 なので玄米を精

          伊那谷日記⑧コイン精米機を使ったことはありますか?

          伊那谷日記⑦りんご園観察記(前編)

          買い物へと行く道の途中に、小さなりんご園がある。 4月から花が咲いたり、実がなったりしている様子を書こうと思っていたのに先延ばしにして、もう7月になってしまった。 写真も撮りたかったのに、結局まだ一枚しか撮れてない。 私がぐずぐずしている間に、りんごはあっという間に大きくなって、7月上旬の今はスモモくらいの大きさになっている。 スモモと言うのが大きさの物差しに適切か不安なところだが、テニスボールより小さく、ピンポン球より大きい感じだろうか。 色は緑灰色で日光に当たる上側部分が

          伊那谷日記⑦りんご園観察記(前編)

          伊那谷日記➅今日はプラゴミの日、ゴミの山に考えさせられる

          わたしの街ではプラスチックゴミの日が月2回ある。 以前住んでいた街では週に1回あったのだけど、こちらは人口が少ないせいなのかなと思う。 包装に使われるプラスチックのみの回収なのだが、月2回だからなのか集積所に集まるその量に圧倒される。60リットルほどのビニル袋が人の背丈よりもうず高く積まれるのである。毎回。 ゴミの山は全然かわいくないのだが、その隣でゴミ当番をしてくれている町会のおじ様たちは優しくてかわいい。 私がゴミ袋を提げて行くと、向こうから取りに来てくれて運んでくれる

          伊那谷日記➅今日はプラゴミの日、ゴミの山に考えさせられる

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          夏の陽気のユリノキ並木

          夏の陽気のユリノキ並木

          伊那谷日記⑤歩いていても誰ともすれ違いません

          伊那谷に来て早3ヶ月。 伊那谷に越してくる前に住んでいた街には、生活に必要な店がほとんど歩いていける距離にあった。 食品スーパー、ホームセンター、TSUTAYA、イオンモール、市役所、図書館… それが今は、歩いて行けるのはスーパーとドラッグストアーだけになってしまった。 ホームセンターが近くに無いのはけっこう痛い。引越直後はなおのことだった。 親戚や友人達への転居をお知らせする手紙にも、「車が無いとどこにも行けません」と書いていた。 伊那谷は南アルプスと中央アルプスに挟

          伊那谷日記⑤歩いていても誰ともすれ違いません

          伊那谷日記④淡竹のアク抜き大失敗の巻

          テレビのニュースで長野県内の淡竹(はちく)についてやっていた。 長野県にやってきて初めてその存在を知った淡竹。 細長く、赤褐色の皮を持ち、アクの少ないタケノコである。 アクが少ないって、それだけで価値があると思う。 普通のタケノコはアク抜きの為に調理時間が長いうえに、結果うまくできずえぐみが残ることが多い。 なので、早速近くの直売所へ行って入手してきた。細目4本で200円。この価格も淡竹の魅力だな。 切り口が新鮮そうだったので、ぬかを入れずに下茹でのみでいってみることに。

          伊那谷日記④淡竹のアク抜き大失敗の巻

          伊那谷日記➂〜今日も熊鈴は谷に響くよ

          リーンリーンと鈴の音を響かせながら子ども達が登校していく。 ここは信州伊那谷。山も川も近くて、私たちその山や川のそばで生活している。 子ども達がランドセルに付けている鈴は熊除けの鈴で、つけ始めたのはいつ頃からなのだろう? 20年前はなかったと思う。10年前も聞いてないような? 記憶でははっきりしないが、ここ最近のクマの目撃数を考えれば当然の方策と言えるし、鈴にどれだけ効果があるのか分からないけど、できる事がそれ以外ないと言うのが本当のところかもしれない。 私達は登山に行く

          伊那谷日記➂〜今日も熊鈴は谷に響くよ

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          宮田高原レンゲツツジまつり

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