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輸入率?輸出率?なんのことだかさっぱり、、、 ②-③
最近の長ーーい雨や気温の上がり下がりによって、
じゃがいもや人参が高騰しているとの情報が、、、
当たり前にある環境なんてないことを
再認識させる出来事が増えているなと
思う今日この頃です。。
そんな今の状況と密接に関わってくる
食料自給率編を今日はやりまーす!
▪️食料自給率
多くの人が知っていることだとは思いますが、
現在、日本人の出生率は年々下がっており、
平均寿命は伸びていく状況ですが、総人口は減っています。
このままの流れの予測ですと、
2050年を過ぎた頃には9000万台に減少する
かもしれないと予想されています。
それでは世界はどうでしょう?
2019年時点では世界の総人口は77億人と
言われてまして、それが2050年になると、
なんと、
97億人になる見込みのようです!
(20億人も増えとる!)
日本単体で見ると人口は減っていっておりますが、
地球規模で見ると真逆のことが起きているようですね!
人口が増えるということはそれに伴って、
水と食べ物が必要となります。
水や食べ物が不足していったら
生きていくのにとても困りますよね。
そんな大切な食べ物について、
今回は知っていけたらと思います!
まずは食べ物の需要量についてみてみましょう!
※平成27年_農林水産省作成資料から引用
このグラフの数値が表している通り、
予測された通りに人口が増えるということは
その人数に比例して、食べ物の需要も増えていきます!
ということは、日本では人口が減っているので、
食べ物の求められる量も減っていくのでは???
そう、考えることも出来ますよね?
私も最初はそう思いました!
しかし、実際はそんなにシンプルに
解決することではないようです。。。
それは日本の食料自給率を見ていくと
少しずつ見えてきました!
その前に食料自給率って?
食料自給率とは、
国内で食べられている食料が、
どのくらい国産の物なのかを
示す指標のことを言います!
表し方には2種類の計算方法があるようです!
・食料の熱量(カロリー)で換算するカロリーベース
・食料の金額で換算する生産額ベース
この2つの計算方法の説明は少しだけ複雑なので、
ここで説明すると更に文章が長くなってしまうので、
各自で調べて見てください!笑
平成26年度の農林水産省の資料によると、
2つの指標は大きく異なるようです!
・カロリーベース 39%
・生産額ベース 64%
数字の差だけを見れば25%も差がありますね!
カロリーベースを軸に考えてみると、
39%は国内自給率、
61%が輸入によって食料を賄っていることになります。
そう考えると、もし、世界情勢の影響により
(今回のコロナのようなパンデミックや戦争、天災などなど)
食料の輸入量が減少またはストップしてしまった場合、
6割の食料がなくなってしまうことになります。
物凄く単純に捉えると、
6割なくなるということは5人中3人は
食料が食べれないということになります!!
(ひぇーー)
あくまでも割合で見た場合ですが、
かなりの飢餓ですね、、、
では、もう一つの生産額ベースで考えた場合、
36%が輸入によって賄われているということですね!
今回はざっくり四捨五入させて頂いて、
その値で計算すると
4割の食料がなくなることになり、
5人中2人は食べられないことに。。。
カロリーベースよりも一人救われましたが、
それでも過酷な状態には変わりませんね。
この数値だけをみると、
輸入に依存している日本は
輸入が止まったら食料危機が起きる!!!
と思ってしまいますが、
実際には全ての食料が
危機に陥るというわけでは無いようです。
というように、
この数値だけを単純に比較してみても、
正直、しっくりきませんよね!
果たして食べ物の総量が減ってしまうだけなのか?
実際に減ってしまう食べ物はなんなのか?
日本って何を輸入しているの?
こう言った疑問がたくさん浮かびますよね!
当然、私は浮かびました。笑
なので、更に細かく調べてみました!!笑
以下の画像は政府統計ポータルサイトの資料を参考に、
日本の生産量と輸入量の総数と割合を
円グラフに纏めてみました!
多くの人の食生活に大きく関わっていると
思われる品目を私の方で抜粋してあります。
このグラフを参考に、話を進めますね!
まず、この8つの円グラフの中で、
日本国内の生産量が
50%以上超えているものは2つあります。
それは「お米」と「野菜」です!
日本の食生活の中心を占めている
「お米」と「野菜」は自国である程度
賄えていることがわかりますね!
それとは逆に「小麦」、「大麦」、「大豆」は
自給率が13%以下となっており、
輸入によって9割方賄われております!
▪️「小麦」
単体で見てしまうと、
料理をあまりしない人からすると
いまいち何に使用されているのか
ピンとこないかも知れませんが、
現代人の日常の食生活では、
小麦を原料とした料理はかなりありまして、
沢山の人の好きな料理として、
食べられていると思います!
メジャーな物をあげると、
パン、中華麺、ピザ、餃子の皮、うどん、
そうめん、パスタ、ケーキ、クッキー、天ぷら、
醤油などなど、
多岐にわたって食べられているのです!
他にもつなぎで使用されていたり、
かなり重宝されている食べ物ですね!
▪️「大麦」
主に麦ご飯
(最近ではもち麦で知名度を上げてますね!)
麦茶、ビール、焼酎、味噌の原料となっております。
小麦粉と比べてしまうと食生活の中心という存在ではありませんが、お酒好きの人にはとても重要な食べ物ですね!
▪️「大豆」
大豆といえば、
納豆、豆腐、きな粉、味噌、醤油、
豆乳、ゆば、油揚げなどなど、
こちらも日本の和食に欠かせない
食べ物ばかりですね!
こうやって細かく見ると
輸入のお陰で成り立っている食生活が見えてきますね!
次に、今や当たり前となっている肉食生活、
こちらの数字も見ていきましょう!
▪️「牛肉」、「豚肉」
共に、5割以上が輸入によって、
賄われておりますね。
「小麦」、「大麦」、「大豆」
と比べるとまだ国産の生産量があるので、
仮に輸入がストップしたとしても、
スーパーなど市場から全くなくなる
という危機は少ないかも知れません。
ただ、元から国産肉は価格が外国産より高い物が
ほとんどなので、
手軽に食べることが出来なくなる可能性もありますね。
▪️「とうもろこし(飼料、加工用)」
これは飼料(動物たちの餌)としては
(※食用ではないです)
国産の牛肉、豚肉、鶏肉、鶏卵
加工用としては、
アルコールやブドウ糖加糖液糖や水飴など
多くの甘味料としても使用されております。
この「とうもろこし(飼料、加工用)」が
100%輸入によって賄われているようです。
※国内で一切生産されていないというわけではなく、
畜産農家の方で自家消費されているため、
市場に出荷されることがないようです。
もし、この「とうもろこし(飼料、加工用)」
の輸入が大幅に減る、
または輸入できなくなってしまった場合、
どんなことが起きるでしょう?
牛肉、豚肉、鶏肉、鶏卵の価格は高騰し、
市場に出回る数もかなり減ると私は思っております。
それほど、「とうもろこし(飼料、加工用)」
は現在の畜産農家では重宝されているのです。
どうして、
こんなにも輸入に依存してしまっているのかは、
色々な理由があるとは思いますが、
一番はコスト面においてが大きいと思います。
コストといつか起きるかもしれないリスク、
この二つの天秤のバランスを維持していくのは
とても難しいのだろうと感じます。
ここまで読んでみて、いかがでしたか??
「輸入大国」という
言葉一つでは見えてこないことが沢山ありましたね!
仮に輸入が止まっていくような
情勢になってしまった場合、
今の食べたいものが食べたい時に食べられる、
自由な食生活を送ることは大変厳しいと思います。
少しでも自由な食生活を送ることができるように、
自分に出来ることは何かないのか、
それを見つけるために少しずつでいいので、
色々と知っていきましょう!
5月27日に枝豆はプランターに移し替えました!
6月2日に落花生はプランターに移し替えました!
植物によって、色々な差が出てくるので、
同時に育てていくのはいろんな発見があって
面白いと感じます!
生命の成長を間近で感じていると
不思議なことに
朝起きて、植物に水をやりに行った時の
空気や景色が植物を育てる前と
明らかに違うと私は感じます!
生き生きとした、生命力を感じるんですよね!
絶景の場所で感じる瞬間と似てるものがあります!
この違いは是非、皆さんも体験してみてください!
(私の記事では、「知るって楽しい」を目的に内容を書いております。エンターテインメント性を取り入れており、内容の立証性を高めることよりも、「知る」きっかけ作りを重点にしているため、読まれた方によっては異なる考えをお持ちの方もいらっしゃるとは思いますが、目的は立証ではないことを重々ご理解頂けますよう何卒宜しくお願い致します。)
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