一難去ってまた一難
反抗期で成績が思わしくない我が家の長男。
おっとりしているのか、世間を甘く見過ぎているのか、一生懸命勉強をしている様子がありません。
とっても心配性な夫は数週間前から落第決定とばかりに、相当気を揉んでいたのですが、幸い落第の危機は逃れることができました。
親である私たちはそれだけでもう十分という気分だったのですが、なぜかそれでは納得できなかったプライドが高い我が息子!
学校からいい渡された第二希望の進路ではなく、第一希望の進路にどうしても進みたいというのです。
自分の第一希望の進路に進ませてほしいとお願いするために、先日父親と一緒に学校の責任者と話をしてきました。
ドキドキされましたが、なんと無事受理されました!!
親としてはほっとするやら、嬉しいやらで信じられない気持ちですが、ある意味子供がずっと言い続けていた
「大丈夫」な結果でもあり、
子供からすれば
親 ←夫 が先回りして勝手にギャーギャー騒いでいた
ということになるのかなあ....。
同席していた夫の話によると、
「前回希望の進路に進むには相当勉強しなくてはいけないと通達したはずだ。でも君はたいして勉強をしたようには到底思えない。今回は君の希望を通してあげようと思うが、来年度本腰で勉強しなかったら、間違いなく落第。高校卒業の資格はもらえないから覚悟しておきなさい。」
と言われたそうです。
その場に居合わせた夫、さぞかし肩身の狭い思いをしたことでしょう。
「今回希望を聞き入れてもらえたことが嬉しいのか嬉しくないのかさえわからない」
と夫もぼやいていました。
赤ちゃんの頃から聞き分けが良く、中学2年までは親がうるさく言わなくても成績が良かったので三者面談でも常に褒められることが多かった長男。
こんなな思いをさせられるとは、「本人の課題」とわかっていて「やっぱり親の責任なのか?」ともやもやしてしまうというものです。
面談で厳しい言葉をもらった当の本人。
反省した様子は微塵も見せず、極めてふてぶてしい態度でした。
不遜な態度の息子に愛想をつかさず、付き添ってくれた夫には心から感謝。
実は自宅に戻ってきた息子の顔がものすごく暗く、
「どうだったの?」
と聞いたら、不機嫌な声で顔も上げずに、
「何のこと??」
と返してきました。
話を聞けば希望が通ったのに、この不機嫌は一体どういう訳なのか
と思っていましたが、
夫の話を聞いて納得しました。
今まで夫からもさんざん 言われてはいたけれど、
学校の責任者に厳しい現実を突きつけられ傷ついたんですね。
分かりやすく落ち込んでくれればこちらからも自然に優しい勇気づけの言葉がかけられると言うのに、本当に長男は扱いづらいです。
今回の件で夫は
「来年度こそきっちり親が勉強させなくてはいけない」
と息巻いてます。
今回の件がいい薬になって、本人が将来のことを真面目に考えてくれたたら良いなと思います。