子育て講座で学んだ大切な事
コロナが家族と向き合うきっかけに
フランスでは今年に入り再びコロナが蔓延。
4月から学校が休みになってしまいました。
昨年3月にも同じような状況になり、2度目の外出規制。
前回は子供を家で勉強させながら、仕事をしなくてはならず大変な思いをしました。
どこの家庭も似たような状況だったと思います。
我が家の子供はもう中高生。
それでもなんだかんだとちょくちょく呼ばれるし、
気付くと宿題そっちのけでYoutubeに夢中になっているし、
仕事と同時並行なんてとてもじゃないけど無理!
と一日中イライラしていました。
仕事は全くはかどらないし、
外にも行けない。
フラストレーションが溜まる数か月を過ごしたのです。
もうあんな思いはこりごり!
もっと広いところで過ごそう!
と思うのも自然の流れなのかもしれません。
今年4月の外出規制は都会を後にしたパリジャンはとても多かった印象があります。
実家や友人宅へ転がり込む人、
賃貸物件を借りる人、
はたまたその前にすでに田舎に住み替えてしまった強者までいました。
恐怖の反抗期
前回の外出規制で数か月間、反抗期の子供とがっつり一緒に過ごしました。
今までなら朝と夜あわただしい中で食事を一緒にするだけで済んでいたのが一変し、毎日小競り合いの連続でした(汗)
これがあまりにきつかった...。
13歳の次男も一応反抗期ではあるのですが、
もともと頑固で口が少なく、言葉もきつい長男の反抗期と比べれば可愛いもの...。
扱いが難しい長男は私になんとなく似ているという自覚があるせいで、本当にきつかったのです。
リモートで仕事しながら用意したご飯、せっかく出しても仏頂面
コミュニケーションとろうと声を掛けても仏頂面
こっちが何か言えば帰ってくるのは「別に」の一言のみ
態度が悪いだけでなく、成績が落ちてもう希望通りの進学も難しいところまで追いつめられているのに、
毎晩友達とチャットして明け方まで喋り倒す
朝は起こさないと14時ごろまで平気で寝てる
やりたい放題で本当にイライラさせられました!!!
この長男との関係をなんとかしたいと、去年受講したのがアドラー心理学をベースにした smile講座。
夫婦問題を解決するためにお世話になっていたカウンセラー、田中智子さんの講座を受講しました。
フランスからの参加、しかも平日は仕事で参加できないなどの沢山の事情があるなか、週末に開講していただくことになり無事受講。
(田中智子さんの心遣い、本当にありがたかったです。)
こうしてやっとの思いで受講できたこの講座が、子供のことに限らず、自分自身を振り返る意味でも思い切って受講して本当に良かったと思える内容だったんです。
受講後も学んだことを意識しつづけることで
「テキストに書いてあったあの部分はこういうことだったのか」
と気づくことが本当に今でも良くあります。
心がけるべき大事な事二つ
私がsmile講座で学んだことですごく大切だなと感じたことが二つあります。
講座終了後1年経ってもずっと忘れずに実践を心がけているのは、
境界線と勇気づけ
です。
今の状況に当てはめてみると、
長男の成績も、朝寝坊もすべて長男の問題。 子供から相談されない限りは本人に任せる。
↑ 境界線を引く
そしてかける言葉は
「寝坊ばっかり!」「ゲームばかりで勉強しない」
ではなく、
「ちゃんと起きて食事も一緒にとれて嬉しいな」とできているところにフォーカス!!
↑ 勇気づけ
ということになります。
口を出さずに見守るだけでも結構なストレスになっている私なので、
「ちゃんとできたことなんて、息してるとか、トイレで用を足せたとかそんなことしかありませんけど?」
と嫌味がでそうになることもあります。
でもこういう時こそ自分への勇気づけ大事!!
「それ位私は自分自身に頑張ることを課してきたんだなあ」
「口出したくなるのに我慢できて偉い!」
なんて声を掛けながら、
自分がとにかく機嫌よくいられるよう、気持ちを惑わされないように境界線引いてマイペースで頑張ってます。