景観に優れた静かで穏やかな暮らし 「海と山に囲まれた自然に恵まれた街」 兵庫県芦屋市の住みやすさや治安
芦屋市は、兵庫県の南東部に位置する都市。豊かな緑と水に恵まれ、落ち着きのある街並みが広がる住宅地であり、「六麓荘町(ろくろくそうちょう)」をはじめとする高級住宅街のある街として、全国にも知られています。
大阪や神戸へのアクセスもよく、治安も良好。商業施設も充実していることから、単身者から子育て世代、高齢者まで、幅広い世代が住みやすい街として人気がある地域です。
ここでは、そんな兵庫県芦屋市の暮らしやすさや治安、家賃相場、物件価格をご紹介します。
01| 概要: 豊かな自然を生かした国際文化住宅都市として発展
芦屋市は、人口約9万2,000人(2024年4月1日現在)、面積18.47平方km。北に六甲山、南に大阪湾があり、大阪湾へと注ぐ清流・芦屋川が流れる、自然環境に恵まれた街です。
明治初期に大阪~神戸を結ぶ鉄道が開通したことで、郊外住宅地として人気が高まり、自然の景観を生かした美しい住宅地が作られてきました。
1951年には、特別法「芦屋国際文化住宅都市建設法」が国会で可決され、芦屋市民の賛成多数を経て成立。この「国際文化住宅都市」であることが、現在に至るまで、芦屋市のまちづくりの基本になっています。
潮芦屋ビーチ
写真提供:芦屋観光協会
市内には公園も多く、海側には、「潮芦屋ビーチ」や釣りを楽しめる「芦屋キャナルパーク」といったスポットも。桜の名所として知られる芦屋川、登山者に人気の「芦屋ロックガーデン」、フランク・ロイド・ライトの設計による「国指定重要文化財旧山邑家住宅(ヨドコウ迎賓館)」など、自然や文化、歴史を感じられる場所も多く、散策しているだけでリフレッシュできます。
奥池のある六甲山の奥山地区は、瀬戸内海国立公園六甲地域に指定されており、ハイキングや散策に人気。市内からは芦有ドライブウェイを通って車で20分ほどで、冬には阪神間では珍しい雪景色も見られます。
02| アクセスと主要駅:20分程度で神戸・大阪へアクセス可能
芦屋市には、阪急電鉄、JR西日本、阪神電鉄の3路線が走っており、神戸・大阪のどちらへ行くにも便利です。阪急芦屋川駅、阪神芦屋駅から三宮駅及びJR芦屋駅から三ノ宮駅へは10~15分程度、各駅から梅田・大阪へも15~20分程度でアクセスできます。
南北に長い芦屋市ですが、路線バス網が張り巡らされているので、市内の移動も楽々。芦屋市が2022年末に市民に行ったアンケートでは、約70%が市内での移動について「便利」または「どちらかといえば便利」と答えています。
03| メイン駅周辺の様子:駅周辺は買い物に便利な環境
JR芦屋駅の周辺は、駅直結のショッピングセンター「モンテメール」や、200以上の専門店が集まる商業施設「ラポルテ」があり、日々の買い物はもちろん、休日のショッピングも楽しめるエリア。芦屋川沿いには、各国料理のレストランや雑貨店が並んでおり、散策や休日のお出かけに人気があります。
阪神芦屋駅周辺は、芦屋川沿いに松並木や御影石の堤防が続く落ち着いた景観で、芦屋警察署や芦屋市役所の最寄り駅でもあります。近くには、2017年に国の登録有形文化財に指定された「旧芦屋郵便局電話事務室(芦屋モノリス)」があり、現在では結婚式場として利用されています。
04| 治安:人口1,000人あたりの刑法犯認知件数は、県下の主要都市のなかで最も低い
芦屋市は、美しい景観を生かしたまちづくりに市を挙げて取り組んでおり、芦屋川沿いの地区を「芦屋川特別景観地区」、それ以外の地区を「芦屋景観地区」として、条例による建築物の規制を行っています。屋上広告やネオンサインの利用は条例で禁止されており、市内にはパチンコ店やゲームセンターなどの遊戯施設もありません。静かで穏やかな暮らしをしたい人には、ぴったりの環境といえます。
そんな芦屋市は、高級住宅地を擁している自治体だけあって、治安のよさにも定評があります。兵庫県警によると、2023年の刑法犯認知件数は450件。人口1,000人あたりの件数は4.8件で、県下の平均6.9件を大幅に下回っており、神戸市や姫路市、尼崎市、明石市、西宮市といった、近隣の主要都市との比較でも最も低い数字になっています。
05| 週末に出かけたい、家族でのんびり楽しめるお出かけスポット3選
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