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駆け出しフリーランスwebデザイナー:個人事業主さん向けサービスの価格設定について【読者さんの質問回答】
今回から少しずついただいた質問に回答していきたいと思います。
質問はメールマガジン内で募集しております。
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Webデザイナー1年目のママさんからご質問いただきました。
りえさんに聞きたいこと、その壱。
「自分のサービスの価格設定」についてです。
もちろん、価格設定は人それぞれで最終的には自由に決めたらいいんじゃない?とは思っています。
【私】
個人事業主の人の手助けをしたい。
とは言っても、ボランティアではないので対価をいただきますよ。
【お客さん】
HPやLP作りたいけど、自分自身まだそんなに稼いでいるわけではないので、HP・LPにお金かけたくない。
えっ!LP作るのに3万円もかかるの?
取り合えず、自分でつくるわー。
この私とお客さんの距離をどう縮めていったらいいのだろう?
というところです。(自分で作ろうとして、結局できなくて再依頼というパターンもありますが…)
はい、これすっごいわかりますよ〜!
質問者さんは恐らく私と性格が似ています(笑)
「個人事業主さんの手助けをしたい」
そうお役に立ちたいですよね!
でもボランティアは・・・
むっちゃわかりますよ〜。
私もボランティアとしか見られない制作、たくさんしてきました。
昔は「ボランティアなんかしちゃいかん!対価をいただかないと!」とだけ思っていました。
ですが、最近は少し考え方が変わってきたように思います。
要は目的と理由を持って低価格で受けるならそれはそれでいい!ということ。
低価格でも受けた方が良い仕事もある
対価は最悪ゼロでもいいですが(多分それはないと思います、お金じゃなくても別にいいので)、
・実績としてあげさせていただくこと
・お客様の声をもらうこと
を絶対条件にしてくださいね。
私が思うにこのパターンは2つあります。
①全く実績がなく集客もできない(できそうもない)時
こういう人はとにかく最初の3個くらいは、「作らせてください!」くらいで実際の案件をきちんと作ってみた方が良いです。
そしてそれをちゃんと「実績」として出しましょう。
というのもスクールで作っているような「デモサイト」「サンプルサイト」は正直言ってあまり役に立たないからです。
もちろん「こんなデザインができるんだ〜」とか作品にはなりますが、あくまで「作品」。
自分の好みも入ってしまいやすいです。
なので「実際にある案件」をぜひ早く体験してください。
すっごく大変ですから(笑)
ぁあ個人で受ける「制作」ってこういうことなのね・・・と自分の力の無さに落胆するかもしれません(私はそうでした)。
でもそうやって悩んで考えてお客様とたくさん話して調べてアウトプット(制作)することが何よりも自分の力になります。
「モニター価格」と決めて格安で●件までは頑張る!いついつまでは頑張る!と期限や件数を決めて頑張るのもありです(というか格安で受けるときは期限は決めた方がいいです!)。
②この人の力になんとしてもなりたい!という時
こうならない人もいるかもですが・・・
例えば家族や友人で事業をやっていて、お金はかけられないでもなんとかしたい!一歩を踏み出したい!そして自分が純粋に応援したい!と思える人です。
(ただあなたの心と時間に余裕があるときにしましょうね!)
基本的に大好きな人との仕事は楽しいです。
そして一緒に成長していくこともできます。
私は自分が起業1年目の時に、同じく駆け出しの方のサポートをたくさんさせてもらいました。
そして数名ですがずっとお付き合いさせていただいており、今は正規価格で制作・サポートさせていただいてます。
お客様も自分と同様、そしてHPや販促物の効果もあって(自分でいうのもなんですが・・・)事業としてしっかり成長しています。
「あの頃は〜」とお話しするのも楽しかったりします。
これはお客様(友人・知人)の本気度にかかっていると思います。
もちろん単純に仲良しだから、大好きな人だから・・・で判断しても良いのですが、私の場合
・お客様の事業への本気度
・自分が本当に役に立ちたいか(フィーリングですっ)
これを大切にしてほしいなと思います。
低価格で受けない方が良い場合
逆のパターンも少し書きますね。
①仕事量が多くて回ってない時
私はこれを昔よくやってしまっていました。
稼げない、単価が低いゆえに売上が上がらない、でもまだそんなにいただけない・・・と思い込んでとにかく数をこなしていました。
もちろん制作スピードが追いつくならそれも必要な時もあります。
でも、家庭を犠牲にしたり、睡眠不足が続いたり・・・
そこまでやる必要は、はっきり言ってないと思います。
独身で20代でフリーランスで「とにかくやるっ!」って決めたならできるかもしれませんが、家庭のある方にはこのパターンは私はオススメしません。
自分が経験して本当に辛かったから・・・
健康第一です。
②素直に「これやりたくない」と思う場合
これは自分の心に聞きましょう。
第六感?直感?って結構当たっていると思います。
「この人なんか怪しいな〜」
「なんとなく気乗りしないな〜」
という場合、大抵途中でコケたりトラブったりします。
私の場合は、
・お客様から逃げ出す(連絡が来なくなる)
・ありえない無茶振りをされたり逆ギレされたりする
こういうことはリアルにありました。
・・・で、だいたい最初のモヤッとがあるんですよね。
「でもとにかくやってみよう」で乗り切ろうとした自分を責めました。
なので、単刀直入にいうと「やりたいか、やりたくないか、今やらないといけないのか」で決めていいと私は思います。
ブラック案件から半年以上抜け出せなくて後悔したこと
前項の②素直に「これやりたくない」と思う場合を無視して受けてしまった自分の話です。
最初からなんとなく嫌な予感がしていた案件。
どんどん無茶振りが増えていくわけです。
結果半年以上、そこから抜け出せず、休みはおろか、自社サイトの制作や更新も勉強も全くできず。
・・・で、これは本当によくないです。
・自社サイトの更新(とかブログとかSNSとか)
・勉強
フリーランスでやっていくならこの時間は絶対に確保してください!と声を大にして言います。
私は睡眠を休みをいくら削っても削ってもこれができなくなった時期が1年くらいありました(1年て長すぎ・・・)
今振り返ってみると、あの時間で「自社ブログを最初からもっと育てておけば」「勉強の時間もっと欲しかった・・・」と結構後悔しています。
そう、だから時間と心に余裕がないなら受けない方がいい!です。
価値の見える化とは?自分の価値とは?
ご質問に続きがありますのでそちらも!!
私ができることとしては、
・綺麗だけでない、稼げるサイトを提供する(なので、私はとにかく修行する)
・私自身の価値を見える化する(早よ自分のHP作りなはれ)
と、やはりここに落ち着きますね。
書きながら、「まだまだやれることがあるんだから、そこをやってからりえさんに相談しなさい!」と突っ込んでいます…。
そして、書きながら本当に聞きたいことに気づきました!それでも、「お金を出せない!」というお客さんは切りますか?
そう、その通りですね(笑)
ありがとうございます。
自社サイトがないと(最悪サイトになってなくてもパワポの資料とかでもいいんです)
・料金表(これは武器!というか防具?笑)
・価値の見える化
ができないんです。
人は価値の見えないことにお金は払わないです。
だから例えばLP3万円なら・・・
・ヒアリング●回
・原稿はサポートします(こっちで書きます)
・長さはこれくらい(見本サイトや過去の実績)
・写真が●枚まで入れられる
・写真がない場合はこちらで提供(素材探します)
・お問い合わせフォームつき
とか・・・3万円の内訳がどうなっているのか、まずご自身で整理して言語化してみると良いかもしれません♪
(あとヒアリング時間含めてどのくらい時間がかかるのか、「速い」というのもある意味価値だし「じっくり時間をかけてヒアリング」というのも価値になる)
あとは「綺麗だけではない、稼げるサイト」
これは結構ハードルが高いと思います。
私もそんなのできません(というかわかりません)でした(笑)
私はLP専門じゃないのでなんとも言えないところもありますが・・・
個人事業主さんの場合、
稼げる・売上を上げるということがもちろん大事ではあります。
でもまずその前にHPを持ったことがない人は「事業内容を整理してわかりやすく見える化する」これだけで大きな価値です。
これもどんな個人事業主さんを対象とするか?にもよるのですが・・・
この「事業内容を整理してわかりやすく見える化できている」方はなかなか少ないように思います。
なのでまずはそこを「価値」として提供することは十分できると思います(^^)
・・・で、最後のところですよね!
それでも、「お金を出せない!」というお客さんは切りますか?
最初の質問回答に戻るのですが
①とにかく安くても実績が欲しい
②この人のためならなんとかしてあげたい
③仕事量や生活に無理がない
④モヤッとはしない
これに当てはまらないのであれば・・・
私は受けない方がいいかなと思いますね。
(過去の私なら多分受けてて、後悔してたと思います)
今だったらクラウドソーシングやココナラをご案内してしまうかもしれません。
デザイナーが価格で選ばれてしまうのは正直辛いです。
駆け出しの時はどうしてもそうなってしまうこともあるかもしれませんが・・・
「価格」ではなく「価値」で選んでもらえるように。
それって何も「スキル」「技術」だけじゃないです。
だって未経験からいきなりフリーランスにそれは無理な話(中にはそういう人もいるかもしれませんが)。
だからこそ「ここまで親身にやってくれる」とか「話をちゃんと聞いてくれる」とか「相談しやすい」とかそんなことが大切になってくるのかなと私は思います。
それが「制作会社」ではできない「小さな個人事業主であるフリーランス」の強みかなとも思います。
私も開業時からそこはずっと変わらず、これからもそうでありたいなと思います。
貴重なご質問ありがとうございました。
少しでもお役に立てたら嬉しいです。
そして応援しております〜〜〜!!!!!
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