Chromebook購入までの比較的短い道のりとその後
①なぜChromeBookを買おうと思ったのか?
まず、持ち歩けるパソコンが欲しいと思っていた。それでHPのノートパソコンを買ったりもしていたのだけれど、ちょっと大きすぎ、重すぎで気軽に持ち歩く気にはなれなかった。
動作も一応フュージョンドライブっぽいものだったので、速いかと思いきやそんなに速くなくてむしろもっさりしている。後で知ったのだけれど、フュージョンドライブと言っても、メモリ部分は5GBくらいしかないので、そりゃ効果ないわ。
それに何よりもやっぱりWindowsは使いにくい。かといってMacのノートブックはあまりにも高い(中古でさえ!)。
そこで目を付けたのが、Googleの作ったChromeOSですよ。正直ChromeOSについては名前は知ってる程度だったのだが、調べてみるととにかく速いらしい。基本的にデータはGoogleドライヴに保存されるので、ディスク容量も少なくて済む。
これは良さげだ、ということで本腰を入れてChromeOS搭載ノートパソコンについて調べ始めた次第。
②ChomeBookに辿り着く
調べてみると、ChromeOS搭載のノートパソコンはChromeBookという名前で発売されているらしい。メーカーは有名なブランドではHP、Lenovo、Asusの3社から出ているようだ(それ以外は無名ブランドの中華品orあまり好きでない企業からしか出てないので買う気にならん)。Asusはちょっと嫌だなあ、ということでHPか、Lenovoの2社に絞られた訳だが、どっちにするかはかなり迷った。
HPはまあビジネスパソコン屋なんだけど、結構好印象だ。HPのロゴが格好いいと言う単純な理由だったりするんだが。
Lenovoは、旧IBM時代のThinkpadから好きだった。IBMがパソコン事業から撤退して、Lenovoが後を継いだ訳だが、まだThinkpadらしさは残っている。
これは実際に出ている製品で比較するしかないようだ。
③サイズと重さ
サイズは、主に10インチ、12インチ、14インチの3つがあるようだが、14インチはちょっと大きすぎる。10インチだと小さすぎてキーボードもフルサイズは無理だろう。
ということで中間の12インチが良いようだ。重さはできれば1kgを切ってほしいところだが、12インチでは無理だろう。まあ、1kg台の前半なら仕方あるまい。
④具体的な機種設定
いよいよ具体的な機種設定に入る訳だが、もともと新品を買うほどの余裕はない。最初からメルカリで20000円以下ぐらいなら買おうと思っていた。
そこで早速メルカリを見てみた。HPなら12インチのが15000円と結構安いので出ていたが、Lenovoは10インチか、14インチ以上のしかなかった。
改めて、HPのChromebookを調べてみると、機種はHP Chrombook X360 12b-ca0014TUというので、サイズ的にはフルサイズのキーボードいっぱいいっぱいというところ。具体的には、横27cm、縦25cm、厚み3cmと言うことで、まあ許せる範囲。重量は約1.3kg。これくらいの重量は仕方あるまい。更にディスプレイが360°開いて、開ききればタブレット端末になるというギミックもある。
よし!これに決めた。と言う訳で機種選択は終わった。あとはいつ買うかだが...。
⑤ついに購入!
最初は、今月というか、先月半ばからクレジットカードをかなり使っているので、締め日の翌日2月16日以降と考えていた。しかし、締め日までは後半月近くある。何しろ安いから、さっさと売れてしまう可能性大だ。毎日毎日まだ残っているかどうか?とひやひやしながら、メルカリのいいねした商品を見ていた訳だが、これは精神衛生上良くない。見てみるとメルカリは分割払いもできるようなので、2回分割、月7500円くらいならなんとかなるだろう、よし!買ってしまえ、ということで購入手続きに進んだ。なんか、クレカ払い指定すると、VPASSのパスワード求められたのだが、そんなのとうに忘れている。仕方ないので、一旦購入手続きから撤退して、VPASSのサイトにアクセスして、パスワード忘れたページに飛んで、パスワードの再設定を行い、再びメルカリ開いて購入手続き→クレジットカード情報入力と進んで、いよいよ再設定したパスワード入れて、購入手続き完了!後は届くのを待つだけ。
⑥届いて開封!
購入して、発送の連絡までしばらく待たされたが、2日ぐらい待ってようやく発送通知が来た。メルカリの取引画面から配送業者の情報を見てみると、翌日配達になっている。とりあえず翌日の時間指定なしから、確実に家にいる時間帯を選んだ。置き配指定を選んでしまったので、家を留守にしている間に届いて、誰かに持っていかれるという、最悪の事態は避けたかったので。
そして翌日、いよいよ運命の日(大げさ)がやってきた。配達指定時間帯の1時間半前には帰宅して、そわそわ。と言っても置き配だから、チャイムが鳴る訳ではない。30分おきくらいに玄関へ出て確認。そして何度目かに確認してみると、玄関にそれなりに大きな箱があった。届いた――――――!!!
思ったよりでかい箱なので、本当に12インチか?と思ったのだが、開封してみるしかない。ガムテを、慎重にカッターで切って、箱を開けるとその中にまた箱が。これは製品の箱だ。商品説明の画像には本体とACアダプタと電源ケーブルしか写ってなかったので、箱はないものと思っていたのだが。
いよいよ製品の箱をこれまた慎重に開封。箱がでかかったのは、衝撃吸収用の梱包材がでかかったからだった。その中から出てきた本体は12インチそれなりの大きさ。そして本体とACアダプタと電源ケーブルの他に、セットアップ手順書やら保証書(未記入)やらその他諸々が全て揃っている!これは嬉しい誤算。更に本体は目立ったキズや汚れもなく結構美品。これで15000円は安い。いい買い物したわ。
⑦本体確認
改めて本体を見てみると、想像よりはちょっと大きい感じ。しかし、筐体のほぼ全ての幅をフルサイズキーボードが占めているので、これは仕方のない所だろう。持ってみると、結構重い。1.35kgだからこんなものか。試しに外出用のリュックに入れて背負ってみると、そんなに重い感じはない。やっぱりこんなもんか。
次にポート類を見てみる。左側面奥から、1.イヤホンジャック、2.ACアダプタ接続兼USB-TypeCポート、3.SDカード挿入口、4.電源ボタン、の順に並んでいる。
右側面には、これも奥から順に、5.UBS−TypeAポート、6.ACアダプタ接続兼USB-TypeCポート、7.電源インジケータ8.正体不明の穴(後にセキュリティケーブル用のスロット穴と判明)、9.音量調節ボタン(+とー)、と並んでいる。UBS−TypeAポートが一つしかないのは痛い。と言っても今のところUSBマウスくらいしか刺すもの思い当たらんが。
続いて画面。上部にはマイク、カメラ、カメラ表示インジケータがあり、その下の液晶画面は、タッチパネルとなっている。キーボード奥には、ステレオスピーカーがある。バング&オルフセンのロゴマークが下にあるので、きっといい音がするのだろう(試しにYoutubeMusicでドアーズの「ライダース・オン・ザ・ストーム」を聴いてみたが確かにいい音だった。こんな小さいスピーカーなのに)。
次はキーボード。基本的にはWindowsのそれと同じなのだが、英数←→かなの切替がスペースバー横の英数ボタン及びかなボタンで即切替出来る、Macと同じ設計だ。Windowsの全角←→半角ボタンより使いやすい。別途、かな←→英数切替ボタンもあるのだが、まず使う事はないだろう。ただ、Deleteボタンがないのがちょっと不便。それと検索ボタンというのがある。押すと検索ウィンドウが開く。その他検索キー+その他キーでキーボードショートカットとしても機能するようだ。
キーボード全体がバックライトで光るようになっているので、暗いところでも操作に困ることはないだろう。
そしてキーボードの一番奥には、esc、戻る・進むボタン(おそらく)、取消ボタン(おそらく)、シェリフ表示・非表示切替ボタン、現在のアクティヴウィンドウ切替ボタン、画面輝度調節ボタン(+および−)、消音ボタン、音量調節ボタン(+および−)、キーロックボタン(おそらく)、となっている。その下には結構大きめ(ていうか筐体のキーボード以外の部分ほぼ全ての縦サイズ)のタッチパッドがある。
⑧セットアップ
とりあえずセットアップ手順書に従い、まずは電源ケーブルとACアダプタを繋ぎ、電源ケーブルをコンセントに、ACアダプタを本体に突っ込むと、開始画面が出てきた。まず言語指定だが、ここは既に日本語になっていたのでそのまま次へ。
そして今度はWi-Fi接続画面。画面下のWindowsならタスクバー、Macならドックに当たるところ(後にシェリフという名前なのが判明)にある、扇型のアイコンをタップすると、接続可能なWi-Fiの一覧が出てくる。先頭のが、うちのWi-Fiだったのでそれを選んで事前にiPhoneのメモに書いておいたパスワードを入力、一回目は失敗したが二度目で無事接続成功。
次は、Google接続画面。IDとパスワードを入力するのだが、パスワードは大分前に設定して忘れていたので、事前に再設定しておいたのを入力。これは一発成功。これでセットアップは一応終了、かと思いきや、ChromeOSについての説明文書が次々に出てくる。最初のうちは一つ一つ読んでたが、途中からめんどくさくなって、次へボタンを押しまくり。
最後に、工場出荷時の状態ではインストールされていないアプリのインストール画面。インストール候補のアプリの一覧が出てくる。後からでもインストールは出来るのだが、まとめてやれるこっちでインストールしたほうが楽。と言っても大半はゲームだ。ゲームはとりあえず要らないので、ゲームの合間にある、X(旧Twitter)だのYoutubeMusicだの、メモ帳だのテキストエディタだのを選択して、インストール開始。
しかし、「アプリをダウンロードしています」画面のまま、一向に終わらない。Wi-Fiだしそんなに時間はかからないはずだが...。せめて進行状況を示すインジケータがあればいいのだがそんなのはないのでいつ終わるか判断がつかない。
そのうち待ちきれなくなったので、インストールは後でもいいや、ということで次へボタンを押す(インストールはバックグラウンドで行われていたようで、後で見たらちゃんとインストールされていた)。これで一応セットアップは完了。いよいよ使えるようになった!
⑨早速アプリ使ってみる
早速、シェリフに並んでいるアプリを起動してみる。は、速い!一瞬で立ち上がる。さすがはChromeOS+フラッシュメモリだ。ざっとひと通り起動してみたが、Xくらいしか使うものないな、と思って、いや!しかしこのChromebook購入に至るまでの道のりを記事にまとめて、noteに投稿しようと思っていたところなのを思い出した。今書いてしまえ、ということでテキストエディタを立ち上げて新規作成を選んで適当に書いた後、名前を付けて保存を選んで、オフラインでの使用と言うのオンにすると、ローカルにも保存されてオフラインでも編集可能になるらしいので、オンにしてみる。本当に可能かどうかは、明日作業所行ってオフライン環境で試してみよう。
しかしテキストエディタでせっせと書いていて思うのは、タッチパネルと言うのが、思いの外便利だと言うこと。どこか遠い場所にカーソルを持っていきたい時、タッチパッドは勿論、マウス(USBマウスがあったので一応繋いでみた。ドライバーが不要なマウスなら使用可能だ)でもカーソルを移動させるのが結構面倒だが、タッチパネルならその場所をタップするだけで済む。ていうか、これマウスなしでも充分使えるわ。まあ、慣れないと違う場所をタップしてしまいがちだけど。後、液晶画面に指紋痕が付きまくり。液晶保護シートを貼った方が良いかも知れぬ。
あと、一応区分としてはラップトップパソコンに入ると思うのだが、文字通り膝の上(ラップ)に置いて使うのも結構良い。うちは机はパソコン机しかないのだけど、パソコン机はごたごた狭くてChromebookを置くスペースがないので、ベッドに腰掛けて膝の上に置いて使うと思いの外快適。まあ、2時間くらいタイピングしてると流石に肩が凝ってくるけど。
それから、テキストエディタだとカーソルが「|」になって目立たないのでつい行方不明になってしまいがちだけど、これは設定→ユーザー補助機能→キーボードとテキスト入力と進んで、テキストカーソルをハイライト表示すると言うのをオンにすると、カーソルを動かした時、カーソルのある場所に青い丸が表示されるので、見失っても大丈夫。ただ、テキスト入力中は、ずっとハイライトが表示されたままになるので、ちょっとウザいけど、カーソルを見失うよりはマシだ。
後は、Wi-Fiなしの環境でもテザリングが可能なら携帯でインターネット接続できるらしいので、それもオフライン環境で試してみたい。確か携帯の通信プランで、テザリングするというオプションは付けたはず。
⑩オフライン環境でのテスト
ということで、翌日作業所へ行って、昼休みにChromebookをリュックから取り出して動作確認。まずはこの文書がオフライン環境でも編集可能かどうかだが、テキストエディタ立ち上げて、開くを選択しても表示されない。あれ?と思ったが、最近使った項目というのを選ぶと、ちゃんと出てきた。それを選ぶと表示されて編集も出来た。これで確認その1OK。
その2は携帯のテザリング使ってのネット接続。androideなら比較的簡単なのだが、うちはiPhoneなので、その手順は事前に調べてあった。まずは携帯側で、設定→インターネット共有と進んで「ほかの人の接続を許可」をオンにする。すると、その下にある”Wi-Fi”のパスワードと言う所にパスワードが表示される。後はChromeBook側の手順だが、通常のネット接続と同じで、シェリフにある扇形のアイコンをタップすると、接続可能なネットの一覧が表示される。その中からiPhoneを選んで、選択してパスワード欄にさっきiPhoneで表示されたパスワードを入れればOk。扇形アイコンにそれまで表示されていたバツ印が消えてインターネットに接続可能になった。
試しにChromeを立ち上げて、適当なサイトを選んでみると接続しようとはしているのだが遅い!軽そうなGoogleのページに切り替えてみたが、やっぱり遅い。数分かかってようやくGoogleのサイトが表示された。ちょっとこれでは快適にネット使うということは無理だなあ。あくまでも非常時用か。テザリングすると携帯のデータ消費が激しいしな。
とりあえずこれでオフライン環境でのテストは完了。その後は、携帯のインターネット共有をオフにして、昼休み終わるまで、これの続きを書く。
⑪オプション色々
これで大体のところは書いたのだが、一応その後として、いくつかオプション品を購入したので、その説明を。
まずは、今使っているリュックは一応パソコン持ち歩きに対応していて、クッション付きのパーティションがあるのだけれどクッションがちょっと貧弱。それからパソコンに直接触れる部分が、どんな素材かは判らないけど結構堅い感じなので、ずっと出し入れしてると、パソコンにキズが付きそうだ。やっぱりパソコン収納ケースが要るな、ということでAmazonで良さげなのを漁る。
しかし、12インチに対応しているのは意外に少ない。ある意味少数派のサイズなのかも知れぬ。あと、あくまでインナーケースなので、本格的にバッグとして使用可能なのは嵩張りそうで嫌だ。しかし、リュックから出し入れするのに、縦方向に取手が付いていた方が便利。後、価格はやっぱり2000円以下、できれば1500円くらいのがいいな。そんな条件を満たすケースはほぼなかったが、かなり譲歩した。
まず対応サイズ11.5〜12.5インチという奴があった。実寸を見るとちょっと大きめかもだが、レビューで13インチの機種を入れるといっぱいいっぱいだった、というのがあったので、ちょっと大きめなのがいいのかもしれん、と思ってそれは許す。
それから気になる価格だが、1980円とちょっと高め。しかし、某手段によってAmazonギフト券1000円分というのを貰ったので、それを使えば980円だ。それ以外の条件は満たしているし、評価も星4つ半と高かったので買っちゃう。買ったのは「Voova パソコンケース 12インチ 耐衝撃PCケース 軽量 撥水加工」という奴。
注文した翌日には届いた(さすがお急ぎ便)早速開封して、Chromebookを入れてみると、ちょっと大きめだが、マチがそんなにないのでブカブカという感じはしない。さらに口が180°でなく、一辺しか開かないのでジャストサイズだと出し入れしにくい。大きめのを買ってよかった。内側は起毛と言うか、天鵞絨のような感じなので出し入れしてもキズは付かなそう。外側にはポケットが2つ付いているが、マチがなさすぎ&底が浅すぎで薄い小さいものしか入らない。マウスとかACアダプタなんて無理。いっそのこと、ポケット1つにして底を深めに作っておけばある程度のものは入ったと思うのだが...。
最後に液晶画面用保護フィルムは欲しいところだ。Amazonで検索すると、12インチの奴が結構出てくるんだが、たいがいMac用だったり、その他のメーカーだったりする。一つだけ、HPの完全に一致ではないが、ほぼ同じ型番対応のがあった。お値段は2290円とやや高めだが、液晶保護フィルムの値段そのものが、結構相場が高いのでまあ仕方なかろう。にしても、買うのは当分先だな。
と言うことで、液晶画面用保護フィルム購入まで待っていると、いつまでかかるか判らないので、一旦ここらで投稿しようと思う。液晶画面用保護フィルムの話は、後日譚ということで。そもそも書き出した時は、こんな大長編になるとは思っていなかった。適当に分割して連載すれば良かったのだが、今からわざわざそうするのも面倒くさい。ここまで読んで下さった皆様ありがとうございます。Cheomebook、本当にいいんで、持ち歩けるパソコン欲しいけど、タブレットでは物足りないという方にお勧めです。
いったん完