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ときどきフィルム写真㉑ 

これまで3台のフィルムカメラを使ってきた。とは言え去年はtrip35一択で、チェキは大人数で愉しむ用な為にこの御時世では出番なし。たまにイコンタ・スーパーシックスを扱おうとするとシャッターボタンが動かないし、代わりに接続部分を触るのも気が乗らないので飾り物に徹していた。しかし今年はこの中判カメラをどうにかして使ってゆこうと令和5年正月にゆるく誓う自分である。
私は自分の技量を棚上げし、上手い下手の意識が無いまま愉しんで撮っているだけなので、天候とカメラ、フィルムと現像店のお陰でこの頁に投稿している分が出来上がるものと思っている。
なので不具合さえ解消すれば、あのイコンタで面白く写真映えのする一枚がいつの日か撮れるだろう。と過去の薄茶色い二枚を眺めつつ呑気に考えもする。
ここで、大したカメラ知識もない自分がなぜイコンタを入手する事になったのかをじっくり思い出してみたい。


これは他の投稿者からの刺激、影響によるところが大きく、数多くカメラを所有している方々の記事を読むうちにクラシックカメラに興味を持ち始めたこと、しばらくして敬愛する雨樹一期さんのブログ記事で中判カメラの良さを知り背中を押されたと言える。
クラシックカメラで中判カメラを持とうと腹は決まった。
それから暇をみつけてはオリンパスtrip35を入手したメルカリのサイトを漠然と眺めていたところ丁度ツァイスイコンの製品に目が留まるのだけど、ジャンク品という但し書きに不安を覚え、別のサイトを閲覧するもなかなか値段の合う物を見出せず、最終的にヤフオクでセミイコンタ、イコンタスーパーシックスを探り当てたのだった。ところがセミイコンタは完動品と明記されていない。やはり不安が拭えず保存状態の良さそうなスーパーシックスに決めてしまう。第一印象ではセミイコンタのほうを気に入っていたのだが、実用性に引っ張られた感が否めない。
こうして今少しずつ思い出しても購入の経緯は大したものではなかったのだが、セミイコンタも欲しかった思いが記憶と共に蘇ってきて困惑…。今年はスーパーシックスでと決意したばかりなのに。
そしてこれからは「近距離の物・食べ物を撮る」カメラがあるといいなと強く思うようになった。昨年、思いがけずコーヒーやお菓子や花ばなや栗鼠を撮る機会が増えてきてそれはデジカメでも事足りるわけだが、このnote内でもフィルムカメラ×マクロレンズでの見事な写真が散見されるので、自分も見習いたいと思った次第である。でもtrip35では近距離で撮ると言ってもせいぜい1mは離れないといけないしマクロレンズを付け替えることもできない。そこでtrip35と同メーカーのオリンパスで何か良いものがあればと願ったりもしている。
ということで今年の抱負は
① ツァイス・イコン・スーパーシックスの不具合を解消しつつ積極的に使う
② フィルムカメラ×マクロレンズ で目の前の花や喫茶店の珈琲などの物を 撮るべく新しいフィルムカメラを探す

そして③としてスーパーシックスが完全に故障した場合に同じものを再購入するか、他メーカー(例えばレチナ等)に視野を広げようかということも。

      OLYMPUS  trip35 /  KODAK  ULTRAMAX 400 
      2022年晩夏 狸小路5丁目界隈