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freeeの記帳で家計簿を兼ねる

皆さんお久しぶりです。今日は、2024年の確定申告期限の前日です。

税理士さんや税務に関わるお仕事の方は、お忙しい時期だと思います。心より応援しております!

freeeloverは、税務に関わるお仕事をしていない一般人なので、確定申告はあまり関係ないのですが、法人とは別に個人でも収入があるため確定申告はしております。

個人でも使うのはもちろんfreeeです(ただし、スタータープラン)。

確定申告といっても、とってもシンプル

個人の確定申告ですが、基本的に売上(収入)を登録するだけで、経費はほとんどない(保守的に運用している)ので、ぶっちゃけfreeeを使う必要はありません。

最近はe-TaxもUIやUXが良くなって、使いやすくなりましたしね。

事業用の銀行口座・クレジットカードはない

そんなシンプルな個人の確定申告ですが、シンプルが故に事業用の銀行口座やクレジットカードを用意していません。

freeeひよこ部的にはこれはNGです。

ただ、生活資金決済口座と事業用口座の資金移動や管理も面倒ですし、クレジットカードは、やっぱりポイントやマイルを貯めたい(かつて陸マイラーでした)。

ということで、一昨年前までは、銀行口座は同期、カードは経費性の支出のみをcsvインポートしていました。

何度も言いますが、良い子のみんなは、事業用の口座とカードを作ってくださいね。

事業主貸と事業主借

銀行口座を同期していると、事業とは関係の内お金の出し入れもfreeeに記録されます。これは、事業主貸と事業主借というプライベートの入出金を記録するための勘定科目を使って記録します。

はじめて見た時、まったくなんのことかわかりませんでした。

freeeで家計簿つけれる?

ある日、X(当時 Twitter)で、freeeで会計簿を付けている公認会計士・税理士さんを発見しました。

品目タグで家計簿管理!確かに便利かも!と思い、昨年から導入してみました。

ただし、BS, PLの管理までをきっちり作り込む(考える)のは面倒だったので、適切な品目タグと管理したい支出先にだけ取引先タグを付与することを意識しました。

freeeの取引エクスポートのフォーマットでは分析できない

タグを付与するまでは良かったのですが、freeeの試算表では事業主勘定のPLは出ませんし、BSからも一目瞭然な家計簿にはなりません。

そこで、1年分の取引データをエクスポートして、スプレッドシートで分析しようと考えました。しかし、freeeのエクスポートフォーマットは、取引の冒頭(1行目)の明細行にだけ、収支区分・管理番号・発生日・支払期日・取引先が出力されるので、ピボットテーブルで分析しようにも使い勝手が悪いのです。

ということで、今回もGoogle Apps Script(以降GAS)がちゃんと登場します。

前期(1年分)の取引をスプレッドシートに取得する

ということで、指定された会計期間に基づいて、前の会計年度の取引情報を取得し、スプレッドシートに出力する関数であるgetDealsLastFiscalYear()を作成しました。

この関数を実行すると取引取りまとめのキーとなる取引IDに加え収支区分・管理番号・発生日・支払期日・取引先も各明細に出力されるので、ピボットテーブルでも、Pythonでも、ChatGPTでも分析が可能です。

赤裸々過ぎるので、中身は見せられません笑

また、単純に1/1-12/31の取引を取得するだけでなく、関数内で会計年度の開始月を指定してあげることで法人にも対応できるようにしておきました。

法人での過去取引の分析にも利用できると思います。

指定された会計期間に基づいて、前の会計年度の取引情報を取得し、スプレッドシートに出力するスクリプト

ということで、気になるスクリプトのご紹介

事前準備

このスクリプトには、freee APIを利用します。以下のマガジンで解説している事前準備が必要です。

注意と免責事項

スクリプトはテスト環境で動作テスト済ですが、ユーザー個々の環境で動作しない場合があります。

またGoogle Apps Script(以降GAS)はじめ、各種APIやサービスの仕様変更によって動作しなくなる場合があります。

一部のスクリプトでOpenAIのChat API(Chat GPTに相当)を利用しています。そのため、出力結果が必ずしも期待している内容にならない場合があります。

以上を踏まえ、本記事はコードの共有のみを目的としており、動作保証やサポートは必ずしもお約束しません。

賞味期限(管理人によるバグ修正や仕様変更に伴うアップデート対応期限)は本記事公開後3ヶ月とします。ただし、利用しているAPI等の大幅アップデート(破壊的変更)があった場合はこの限りではありません。

また、このスクリプトの使用から生じるいかなる結果に対しても責任を負いかねますので、ご自身のテスト環境で十分にテストを重ねた上で、使用者の自己責任にてのみご使用ください。

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