赤を入れる、赤の他人の技量と信頼性。
こんにちはfreee Advisor Day2023(以降fAD)プロデューサーのREISHOです。前回、「資料づくりの、内側と外側。」というお話をしました。その続きです。
さて、6月になりまして、台風だったり、朝晩の涼しさだったり、日中の蒸し暑さだったりと天気も気候も落ち着かない時期かなと思います。そして、ついに来月にはfADの本番が控えています。つまり、最後の仕込みの「月」。それが6月です。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが印刷物や会場パネル演出物などの制作には、大体1週間~2週間ほどかかります。造形が伴うノベルティなどは2か月以上前に入稿(デザインデータを制作会社に渡して制作の版を作る作業に入る事)なんてのもざらです。なのでこの時期は細かい詰めや、入稿前の最終チェックなどで非常にセンシティブな時期でもあります。誤字脱字だらけのパンフレットをもし渡したら…と考えると夜も眠れません。。。
以前、スーパーのチラシ制作の仕事をしていた際、文字の誤りにはとてつもなく皆神経をとがらせていました。例えばキャベツ1個¥69だった場合、仮に一の位の「9」が脱字していたら、、、¥6で販売することにもなりかねません。特に金額表示は神経を研ぎ澄ませていたのを覚えています。そんな中で頼りにしていたのは、プロの校正の方々でした。制作チームのオフィスに常駐して、「そんなとこよく見つけますね!」という誤植をバンバン見つける彼彼女らの集中力と技法にプロは違うなと感心ひとしきりでした。
その方々のやり方を紹介すると、修正の前のデータと修正後のデータとそれぞれ1枚ずつ紙で出力して、それらを重ねてパタパタとめくったり戻したりしながら、差分が無いかチェックする方式でした。ちゃんと修正が入ったところが変わっているか、そうでないところは変わりがないかという具合です。これだと機械的に「修正箇所を画像の差分」として認識することができて修正されてしかるべき部分と、修正されるべきでない部分とが良く見えるそうです。
僕の目は「見たいものしか見ない」という傾向が強いので、脳も目も仮に文字が間違っている文章を読んでも、正しく脳内変換して素通りしてしまうことがあります。特に何度もその文章を読んでいるときに多く出る癖です。こんな時に第三者のお力は大変にありがたく心強い。と、ここまで話しておきながら、今回の仕事で校正マンを入れられるだけの体制は組めていないので、こちらが細心の注意・・・という精神論は良くないので、Wチェック、トリプルチェックで事故を防いでいきます。
各種制作物、進行順調です、ご期待ください。
To be continued…
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