「自由からの逃走」を読んで
エーリッヒ・フロムの「自由からの逃走」を読んだ。
わたし的な解釈。
<解釈> 現代人は、かつての村社会や部落という集団から解放されて自ら所属する集団を選べるようになった。しかし、その選択の自由は人々の関係を希薄にしてしまい、人との繋がりから得られる充足感は少なくなってしまった。人々は心の空虚感を埋めるために世間で広く受け入れられている目的(地位、名声、富など)を追い求める。本当にその目的はあなたの望んでいる事なのか?本当にその目的を達成したときにあなたは満足するのだろうか?自分自身が、ほかの人間と違う、唯一の存在として真に求めている事を追求すべきではないのだろうか。
<感想> 実際に、自分自身の真に求めている事を追求するのは難しい。周り人たちのことを考えると、期待を裏切って悲しませてしまうかもしれない。ひどく馬鹿にされるかもしれない。それ以前に自分が本当にやりたいことなんてわからない。
様々なことにチャレンジする事で、やりたいことを見つけることができるのか。今は、辛く苦しく感じていても、続けることでやりたいことになっていくのか。それとも、「何をやるかよりも、誰とやるかが大切。」なのか。
自分自身のやりたい事を見つけて、そのことを仕事にしている人がいたら話を聞いてみたい。どうやって見つけたのかを。
間違い無く言える自分自身のやりたいことは、好きな人たちから必要とされる存在になる、そのような存在でい続けることだとおもう。
それでいて、自分自身が幸せな気持ちでいる事が出来たら素敵だなあ。