ステンレスフレットのススメ
今回は、これまでに数多くのお客さまからご依頼いただいた
“ オリジナル・ステンレスフレット ” を用いてのリフレット(フレット交換)
についてのお話です。
リフレット(フレット交換)とは・・・
ギターやベースのネックには、環境や経年の影響により生じる木材の状態変化(狂い)が生じている場合があります。
また、フレットの浮きや消耗などフレット自体にも劣化が起こり、フレットのコンディションに乱れが生じます。
そこで、これらの改善・向上のために・・・
フレット交換
ナット交換
フレットすり合わせ
セットアップ
をまとめて行う、重要な修理です。
基本的にリフレット時には指板修正を併せて行います。
この作業は「指板やフレットコンディションの改善・向上」が目的です。
ネックの反り・捻じれ・腰折れなどの癖を極力修正することで安定性が増すため、ネック固有のポテンシャルを最大限に引き出すことが可能とも言えます。
また、[ フレット素材・サイズ・形状 ] などを変えることで
演奏性(弾き心地)
音質
をあなた好みに変化させることも可能です。
リフレットによるメリットとは・・・
★演奏性の向上
フレットバズや音詰まりの緩和
好みのフレットサイズやセッティングにできることで弾き易さが向上
弦高セッティングの幅を広げ、調整時のストレスを軽減
より弾き易くなることで、プレイによる表現の自由度が高まる
★音質面の向上
各弦各ポジションでの響き・サスティーン・ピッチ誤差を改善
サウンドレンジやレスポンスを向上させることで感情表現の幅が広がる
つまり、単純な部品交換というだけではなく「プレイヤーの好みや演奏スタイルに合わせたトータルでのセットアップ」にまで及ぶリフレットは、
“ ギター(ベース)が生まれ変わる ”
と言っても過言ではない、プレイヤーにとって非常に重要な修理の一つと言えます。
【 唯一無二!F.C.G.R.オリジナル・ステンレスフレット “SPEEDY”&“WARM” 】
酸化による曇りや錆びが生じず、いつでもツルツル・ピカピカなステンレスフレットは、その滑らかな弾き心地のアドバンテージだけでなく、久しぶりの休日、ふとギターを手に取った時に、フレットに曇り一つなく直ぐに気持ちよく演奏に入れる爽快感があります。
このメンタル面での優位性もステンレスフレットの大きなご利益だと思います。
しかし、一般的にステンレスフレットは
音が硬い
音楽的な音が出ない
鳴りが変わり過ぎる
などのイメージもあるかと思いますが、F.C.G.R.オリジナル・ステンレスフレットは、音質に拘って開発し
「従来品よりも硬度を大きく下げて製造されております」
言うならば
「柔らかいステンレスフレットです!!!」
高い耐久性
音楽的なレンジの広さ・高域特性の良さ・レスポンスの速さ
違和感なく、自然に高域レンジが広がる印象の音質は、より明瞭感のある音質をもたらし、アンプやエフェクターなどによる音作りにおいての過剰なハイ・ブーストを不要とする為、音抜けのよいサウンドメイクをアシストします。
その音質特性は、エレキギターだけにとどまりません。
アコースティック・ギター、LINE出力をするエレアコ、ベースにも非常にマッチします。
ニッケルフレットとの音質差が極限まで少ない
聴感上での温かみや音の粘りを感じやすい特性
硬度が低い為、SPEEDYタイプの様な耐久性の高さは持ち合わせませんが、摩擦が少なく酸化しないステンレス特性の恩恵もあり、耐久性についても一般的なニッケルフレットと同じ位です。
二ッケルフレットから打ち換える場合に、元々のサウンドをなるべく変化させずに、ステンレスフレットのツルツル・ピカピカの弾き心地や使用感を得ることができる、こちらも唯一無二のフレットです。
ヴィンテージ楽器や、長年使い込んで音に慣れ親しんだ楽器、広いレンジや早いレスポンスを望まないアコースティック・フルアコ・ジャズギター等でも、音質変化のリスクが低い為、オススメです。
リフレットのご相談の際には、お客さまのご要望や使用状況、楽器の仕様や状態などをお伺いしながら、フレット素材や形状、細部の仕上げ方やコンディションの修正方法などを含め、総合的にご相談させていただきながら、内容とお見積をご案内しております。
今の楽器のセッティングやフィーリングに満足できていない方
フレットが消耗して以前よりも弾き心地や響きが悪くなってしまったとお感じの方
より楽器演奏を楽しまれたい方
一度、フレットの交換やコンディショニングについてご相談くださいませ。
“ あなたのギターをもっとあなたらしく ” する為の、フレットタイプや修正方法をご提案させていただきます。
■F.C.G.R.オリジナル・ステンレスフレットについて➡https://global.fcgrtokyo.com/ja/elements,parts.eternal-fret.html
■ご質問、ご相談、ご予約など
➡https://global.fcgrtokyo.com/ja/publication/id/89.html
*当記事は2017年6月23日の投稿記事を再掲載したものとなります。登場する人物・製品名・各種名称等は現在とは異なる場合がございます。
*「ステンレスフレット」は現在、「Eternal Fret」に商品名を変更して販売しております。
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