忍者と狼の激情コラボ!
古くは源平の時代に始まり、江戸時代末期まで世の裏側で暗躍していた忍者。
多くの覇権争いの中で、特に情報戦の要として、時には時代の流れを左右させる要因を作ってきたことでしょう。
そんな忍者と共に夜の闇に紛れ、強靭な脚力、鋭い嗅覚と聴覚、そして優れた動体視力を武器に、忍に寄り添い、共に生き、そしてともに斃れていった、忍に仕える狼【 忍狼 】。
勇猛果敢な 熊犬 を主人公にし、熱い戦いの旅を描き人気を博した【 銀牙 】に登場する「赤目」や、【 忍者ハットリくん 】の「獅子丸」など、漫画の世界でも様々な忍狼が活躍しておりました。
前置きが長くなりましたが、最近時代小説にはまっていることもありまして、今回ご紹介いたします楽器は、そんな【 忍狼 】をイメージしたオリジナルカラー【 牙 】でフィニッシュされたRetrospective PBです。
エレキベースの元祖P-Bassはポピュラーミュージックの歴史を塗り替えた偉大なるミュージックマシーンであり、現在でもジャンルを問わず多くのベーシストに愛用されております。
サウンドは無骨でストレート、ピッキングのタッチによってベースラインに様々なニュアンスを表現させる事ができるこの楽器を使いこなす事は非常に楽しくもあり、また演奏者の心情、体調等がそのまま現れてしまうという点においては、弾きこなすことが難しい一面もあるんです。
特にこのライトウェイトアッシュをボディ材に用いたモデルは、幅広いトーンレンジを持つが故に、楽曲やプレイスタイルによってはドンピシャのサウンドをなかなか決めかねる場合もありますが、一度サウンドのスウィートスポットを捕まえたら、驚くほど「見える」ボトムサウンドで、心地良くベースラインをドライブさせてくれます。
楽器として優れた身体能力を持ちながら、それを活躍させるべく弾き込み、鳴らし込んでゆく鍛錬を繰り返すことで、どのようなシチュエーションにおいても適材適所にハマる音を引き出させてくれるこのベースは、ピッキングのタッチコントロールはもちろん、VolumeとToneコントロールを駆使したサウンド調整によって、サウンドに類稀なる個性をもたらし、ある意味ではジャズベースをも凌駕する自由度をもって、ベーシストをサポートしてくれるでしょう。
それはまさに主に寄り添い、なんだかんだ言ってもしっかりとイイ仕事をしてくれる、鍛え上げられた【 忍狼 】 のような…と、個人的にはイメージしておる次第です。
そんな個性を持つこの楽器にピッタリなカラーは、まさに 【 牙 】 !
まるで枯山水のような優雅な杢目が、光の加減によって現れては消えてを繰り返し、ある時は近未来を感じさせるメタリックカラーに早変わりする、
この【 忍 ~Shinobi~ 】カラーシリーズは、フリーダム特有のカラーリングとして、たいへんご好評いただいております。
あっ! アッシュ材専用のカラーですので、そこんとこヨロシクです。
この斬新なジャパネスクカラーにマッチングさせたピックガードは、街道茶屋の看板娘が髪にさした簪の様な鼈甲柄。
このほのかな色気を放つ柄模様のアクリル材も、何と弊社オリジナル素材なんです。
そして、ローポジションからハイフレットまで、芯をボカすこと無く安定した音圧をアウトプットさせる為に、チョイスしたのはF.C.G.R.オリジナル【 PB MODERN 】ピックアップ。
木と鉄、すなわち素材の響を最大限に活かしつつ、プレイヤーの繊細なピッキングニュアンスを余すところなく表現させてくれるこのピックアップは、広いレンジの音響特性を持つライトアッシュにぴったりのピックアップです。
後はがっつり弾き込み、しっかり鳴らしてゆくことで、1マイクとは思えないほど変幻自在なサウンドをもって、楽曲の中の適材適所で見事な立ち回りを見せてくれることでしょう。
【 忍 ~Shinobi~ 】をはじめF.C.G.R.のオリジナルカラーには、そんなストーリーが染み込んでいます。
あなたの選んだカラーにもきっと、秘められたドラマがあるはずです。
そんなポイントからもワクワクしていただければ、嬉しい限りです。
営業部:民谷
【SPEC.】
NECK:Maple
GRIP:F.C.G.R. U Shape
F.BOARD:Rosewood,20F (184R)
SCALE:34inc (432mm)
FRETS:F.C.G.R. Stainless SP-SF-04 WARM
NUT:Silicone Oiled Bone
JOINT:Bolt-on 4-Point Joint
BODY:Light Weight Ash 2pc
FINISH:Poly (Body), N.C. Lacquer (Neck)
PICKUPS:F.C.G.R. PB-Modern
CONTROL:1Vol, 1Tone
*当記事は2017年5月18日の投稿記事を再掲載したものとなります。登場する人物・製品名・各種名称等は現在とは異なる場合がございます。
*「Retrospective Series」は現在、「Retro Series」の名称に変更しております。
*「ステンレスフレット」は現在、「Eternal Fret」に商品名を変更して販売しております。
#fcgrblog #guitar #ギター #electricguitar #customguitar #bass #ベース #electricbass #custombass #freedomcustomguitarresearch #music #repair #リペア #修理 #楽器 #音楽 #PB