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Premium Grade “カーリーメイプル”

こんにちは、木工長の郷右近(ごううこん / 苗字)です。

前回も書きましたが自分でも長くて言いにくいので「ごう」で覚えてください。

次回からは「ごう」のみでいきたいと思いますのでよろしくお願いします。

第2回目の「この材グっときた!」ですが、キルテッドメイプルの次に何を紹介するか色々と悩みました!

やはりキルテッドの次だから虎杢か、それとも全然違う方向のボディ材とかにするかなどなど色々考えた結果・・・

今回のグっときた!材料は

Premium Grade “ カーリーメイプル ” にしました!(ベタな落ち…)

この材は深野が今年のNAMMで購入してきた材ではなく、2年程前にアメリカの材木屋さんから購入した1枚です。

まだ他にもカーリーメイプルは数枚あったのですが、柾目のカーリーメイプルだと杢が均一で綺麗に横に流れている物が多くそれはそれでカッコいいのですが・・・

この材のグッときたポイントは

「 柾目だけど 、杢目の太さ、流れかた、少し出方にムラがある、他とちょっと違う感じ 」

虎杢も木材の種類・木取りの仕方等でカーリー、フレイム、タイガーとか色々と呼び名はあります。

すごく杢目が出ている材料は、仕入れた段階で表面がボコボコしている物が多いです。(杢の部分の硬さの違いや逆目など原因は色々あります)

もちろんこの材も前回同様で、杢目1つ1つがくっきりしていて、購入した状態でボコボコしているので塗装するとすごくカッコいいのは間違いありません!

材料の厚みもブックマッチのセットですが1インチ(25.4mm)以上あるので

と、なんでもいけますが、やはりオススメとなると・・・

「Hydra、Rhinoで、下の方にやや太い部分を入れたりしたら、グッときちゃう1本に仕上がると思いますよ」

次回もまた今回に引けを取らないグッときた!材料をご紹介していきますのでよろしくお願いします。

木工長:郷右近(ごう)


“その後の材木”

Dulake -5st

色は F.C.G.R.オリジナルカラー “ 桜 ” になります。

・下地の木地着色。先ずは色を全体に擦り込みます。↓

・そして、落としどころ合わせ適宜に色を剥がします。初段のシーラーを吹くと、この様にクッキリ下地の色が映えます。

・次に上掛けの色を吹くと、この様になります↓

郷:「 柾目だけど 、杢目の太さ、流れかた、少し出方にムラがある、他とちょっと違う感じ 」

郷の見立て通り・・・「正に “グッと来る!” 一本に仕上がりました!!!」

そして…

こちらのDulake-5st.は “ NAMM SHOW 2018 “ のF.C.G.R.ブースに展示いたします!!

日本文化に馴染み深い 「 桜 」 をテーマにしたカラーで仕上げたこのモデル。

“ NAMM SHOW ” 世界最大規模となる楽器見本市の場で、

世界中のディーラーやアーティスト達が 「 グッと来て 」 、一人でも多くのミュージックピープルに触れていただけることを願っております!!

■NAMM SHOW 2018 info ☚クリック


*当記事は2017年6月10日の投稿記事を再掲載したものとなります。登場する人物・製品名・各種名称等は現在とは異なる場合がございます。

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