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そうだ、サブモニターを買おう。

先日、サブモニターを買いました。買ってみて良かったこと悪かったこと色々あったので、個人的な感想をまとめたいと思います。

購入に至った理由・購入まで

サブモニターを購入しようか考えるきっかけになったのは、大学の指導教員の先生がご自身の研究室でPCをマルチモニターで使用していたことでした。私が購入したモニターより数段大きいものを使用していた先生は、机に向かいつつも背もたれにもたれかかりながら作業しており、非常にリラックスしている印象を受けました。

一方で、当時の私は長時間のPC作業による肩こりに悩まされていました。ノートパソコンを何のガジェットも使わずに使用しているとこのような問題に直面します。

  • 画面が小さく、細かい作業では画面を凝視せざるをえない

  • 画面が机の天板とほぼ同じ高さで低く、見下ろす体勢になる

この環境下で今後の卒論執筆や修論執筆を迎えると体を壊すことが予想されたため、サブモニターの購入を決めました。


購入するにあたり、まず私はどのようなモニターを購入すべきか調べました。今後モニターの購入を検討される方にも、下調べを強くおすすめします。

まず、モニターを購入した場合にどのように使うのか考える必要があります。どのようにとは、設置場所と使用用途のことです。私の場合、設置場所は机の脇、使用用途はPCのサブモニター用とSwitchのモニター用です。

Switchが出力できる映像のリフレッシュレートは最大60Hzです。これ以下のモニターを購入すると(そんなモニターが存在するのか知りませんが)Switchの本来の性能が引き出せずゲームプレイに支障が生じますし、これ以上あっても宝の持ち腐れとなります。
PCが出力できる映像のリフレッシュレートに限界は事実上存在しませんが、高リフレッシュレートほど高負荷となります。また、出力するケーブルによっても限界が存在します。

私はゲームが大好きなので、今後もPCゲームなどでこのモニターを利用することが想定されました。そこで、リフレッシュレートや応答速度に関しては多少スペックの高いモニターを選択することにしました。

ここまでの知識はYouTubeを中心に集めました。不思議なことに、世の中にはモニターのレビューを専門とするYouTuberが居て、彼らはモニター選びの際に見るべきポイントやセール情報などを常に発信しているので、参考にすると良いでしょう。

また、セール情報についても調べました。モニターはセール時の値引きが激しく、高級モニターでは約半額になる場合もあります。私はAmazonプライムデーを利用してモニターを購入することで約30%の割引を受けることができました。

購入したモニターの性能

特定ブランドの販促が目的ではないので、スペックのみ記します。

  • 23.8インチ

  • IPSモニター

  • フルHD

  • 144Hz

  • 1ms

  • 入力: HDMI×1, DisplayPort×1

なお、低価格帯モニターについては怪しいブランドも多いので、事前にそちらも調べることをおすすめします。セール前の価格で1万円~2万円が要注意のモニター、2万円~5万円が低価格帯モニター、8万円~が高価格帯モニターという印象があります。

購入してからの使い道

購入してからは予想していたようにPCのサブモニター用やSwitchのモニター用としても使用しましたが、それらに加えてiPadのサブモニターとしても使用しました。

iPadはディスプレイを外部接続したときに、自動的にステージモードが有効になり、キーボードやマウスを同時接続しない限りはミラーリングモードになります(iPadの搭載チップによる)。
このままだと拡張画面としての利用はできませんが、ステージモードを上手く利用することで、GoodNotes 5に限っては画面のバックグラウンドに待機させてある画面をサブモニターに表示し、別のGoodNotes 5ウィンドウを開くことができました。問題をサブモニターに表示し、iPadのノートに答案を書くといったことも可能です。

また、PCのサブモニターと一口に言っても、様々な使い方をしました。例えば、コーディングの際にエディタをサブモニターに表示したり、LaTeXでの書類執筆の際にアウトプットだけをノートパソコン付属のモニターに表示したり、Amazonプライムビデオで映画を視聴したり、LINEやDiscordなどのコミュニケーションツールを開いておいたりと多様な使い方をしました。

購入して良かったこと / 悪かったこと

良かったこと

  • 作業効率の向上

  • 作業姿勢の改善

  • オンオフ問わない利用機会

悪かったこと

  • 電気代の高騰

  • 出不精になる

  • 机がやや手狭になる

外出先でノートパソコン付属の小さいディスプレイで作業をすることが嫌になり、家に引きこもって作業することが圧倒的に増えました。

サブモニター導入をおすすめできる人 / できない人

おすすめできる人

  • メインモニターが小さい人

  • PC作業による身体の不調に悩んでいる人

  • コーディングが多い人

おすすめできない人

  • ブラインドタッチができない人

  • 自宅で作業できない人

  • PCをレポート作成くらいにしか使わない人

  • オンライン会議メインで使う人

ブラインドタッチについては、ノートパソコン付属のディスプレイで作業するときとは異なり、サブモニターにて作業するときは手元を確認することがやや面倒になるため、習得しておくことが半ば必須になります。
また、当然ながら自宅で作業できずカフェに出かけることが多い人にとっては、サブモニターは購入しても十全に活かされることはないでしょう。
また、オンライン会議をする目的でPCを使っている人にもおすすめしません。サブモニターには一般的にカメラが付属していないため会議中はPC付属のカメラを見つめるか、Webカメラも同時に導入する必要があるからです。たとえWebカメラを導入したとしても、オンライン会議の画質はあまり良くないことが多く、モニターの長所を潰す形になってしまいます。

まとめ

サブモニター導入の個人的な感想を述べました。総評としては価格以上の恩恵を受けており、購入して良かったと思っています。長いことノートパソコンを使い続けてきたので、PCに付属していないモニターを使ったのは幼少期以来となりとても懐かしく感じました。
金銭的余裕があれば、サブモニターをフル活用できるデスクトップPCが欲しいところですが……それはまた今度になりそうです。

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