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性格が悪い私を受け入れる。

みんなそれぞれ、理想の人物像みたいなのがあると思う。

愚痴を言わない人とか、自立してる人とか、みんなに平等な人とか、優しい人とか、人を見下さない人とか、太っ腹な人とか、明るい人とか、ポジティブな人とか、勉強ができる人とか、社会的に認められている人とか。

言い出したらキリがないけれど、無意識にこんな人は良い人、素敵な人って思っている像が、人それぞれにある。

だから自分もそうありたいと無意識に願っていて、そんなふうに振る舞ってみたりする。

そんな人を見ると素敵だなと思う。

素敵だなと感じているということは、それは自分の中にもそんな部分があるということ。

自分の中にないものを、人は素敵だなと気付くことができないから。

逆を返せば、あいつムカつくわ!とか、うわーめっちゃケチやん!とか、偉そうやなこの人!とか、人に対してあまり良く思わないことだってある。

それは人間だれしもある。

ただ、これを宇宙の絶対法則に沿って考えたなら、その要素が少なからず自分の中にもあるということになる。

これは鏡の法則とも呼ばれるし、自分が発したものが返ってくるとも言えるし、類は友を呼ぶとも言える。

私自身、この法則に気付いたのは、人に対して怒り狂っていたときだった。

腹立つ!なんやねん!と怒り狂いながら、あれ?私も同じようなことしてたな。と妙に冷静に、これが自分が蒔いた種を刈り取るってやつ?と思った。

だけどまあ、怒りの感情は燃えたぎっていて、なかなか感情の整理はつかなかったけど。

この法則を使うと、自分の潜在意識の中にあるものが見えてくる。

私たちの潜在意識には生まれてからこれまで生きてきた中での全てが蓄積されている。
もはや前世や前前世、前前前世のデータも入ってるんじゃないかと思う。

で、そよ潜在意識に一定数思考が溜まってくると現実世界に映し出される仕組みになっている。

例えば否定の思考が溜まると、否定したくなる人や否定してくる人が現れる。

口では否定的なことを言ってなくても、心の中で無意識に思っていたら、それは潜在意識に刻み込まれていく仕組みらしい。

それに潜在意識は主語がわからない。

人に対して文句を言っていても、主語がわからないので、自分を責めているのと同じことになる。

なんで?と思うけど、そういう仕組みらしい。

この仕組みが分かっていると、自分の性格の悪さをまざまざと見せつけられる。

人を鏡に、自分のいろんな面を見せられている。

あんなふうになりたくないと思っていたのに、親に似た行動をしてしまうのは、その思考が子供の頃から一定数溜まっているから。

ただ、それはそれまでの体験や感情や思考パターンが刷り込まれているだけで、別に誰も悪くない。後天的な性格だから、変わることができる、いつからでも。

気付いたら、まずはその自分に共感して(ここで否定しないで、悪くないから。)もうやめよう。と決めてみる。

長年の癖はなかなか直らないなと感じたら、ああ相手も直すに直せないんだなと少し優しい気持ちにもなれたりするし

まあそんな私も私だしなと受け入れられたら、それはそれで万々歳だし、人のことも多少は許せたりするし

まあわかっちゃいるけどムカつく感情が残ることもある。まあそれはそれで良い。

自分の性格の悪さなんて、本当は全然受け入れたくないけど(笑)良いところばかりの人間もいなければ、悪いところばかりの人間もいないというのが事実で

両方あって当然だってこと。

そして良いとか悪いとかジャッジしているのも、自分だってこと。

思考の仕組みはこの本に分かりやすく書いてあったよ。いろんな本を読んだけど、自分の思考に気付けるワークがついているこれが個人的には面白かった。

惹かれる人は読んでみて。

人間とは複雑怪奇な生き物だな。っていつもいつも思うわ。ほんと。

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