「ものづくりを仕事にしたい」おのさやさんに学ぶ、副業フリーランスとして一歩踏み出す方法(後編)
現役フリーランス女性に、どのような経緯でフリーランスになったのかを語ってもらうインタビューマガジン「ファーストステップ」。第4回目となる今回は、先週に引き続き副業フリーランスおのさやさんにお話を伺いました。
前編はこちら🚩
「ものづくりを仕事にしたい」という気持ちに向き合い、念願のオリジナルサービスを始めたおのさやさん。副業フリーランスになっての変化や今後の展望、新たなお仕事について語っていただきました。
上手く言語化できないけど、とにかく楽しい!
ーずっとやりたかった「似顔絵サービス」を始めてみて、気持ちの変化や新たな気づきなどはありましたか?
とにかく楽しい!自分が1番びっくりしています(笑)
私にとって絵を描くことって別に特別なことじゃなくて、もはや好きなのかどうかも最近は分からないって思ってたんです。絵を描くワクワクとかも、ずっと前に感じたきりみたいな。
あと、イラストの仕事をしたこともあって、今も継続的にご依頼をいただいていたりするのですが。その時に楽しいのって、ヒアリングをしたりフィードバックをいただいたり、人と関わるところだな〜と感じていて。「絵を描くこと自体が楽しい」とはまたちょっと違うというか。
だから、また仕事で絵を描くってなるとどういう気持ちになるんだろう?って最初は結構ドキドキしていました。でも、話しながら描くのがすごく楽しくて。自分でもまだ上手く言語化できないんですが、とにかく楽しい(笑)
「絵を描くのが楽しいって思える瞬間がまたきたんだ!」
「ものづくりする自分に戻れた」みたいな嬉しさが大きいかな。
ーマインド面に大きな変化があったんですね!生活面含め、他にも変化を感じることはありましたか?
フリーランスというか、勇気を出して好きなことを仕事にしてみて本当に良かったなと毎日思っています。
まず、仕事がつらくない!楽しい!(笑)
もしかして、みなさんにとっては当たり前なんですかね…?
あと、やっぱり自分はクリエイターとして生きるのが向いている、と今までの自分を肯定することもできました。
仕事環境にも変化があって、基本的には家で仕事をしています。夫とのコミュニケーションも増えたし、生活を大切にできている実感がありますね。出社して会社の人たちと話すのも楽しいので、たまに好きなタイミングで出社しています!
それから、働く場所を選ばないからすぐに実家に帰れるのもいいなと思っています。私は地元が北海道なので、なかなか気軽には帰れなかったんですけど、今の生活になってからは「帰っても仕事できるしな」みたいな。
私、家族のことが大好きなんですよ、夫も含めて。だから、家族の時間を大切にしたいという気持ちが強くあります。それを実感できているのが、何よりも幸せかな。
ー今後、やりたいことや挑戦したいことはありますか?
プライベートでは、引っ越しをしたいんですよね(笑)今は都内に住んでいますが、せっかくリモートで仕事ができるようになったので、もう少し自然のあるところに住みたい。
本業では、会社やサービスに関わる人たちによりよい人生を送ってもらうために、私のスキルを最大限活かしたいなと思っています。だから、デザイナーとしてもSNSクリエイターとしてもスキルアップしたい!
そもそも、私が今の会社に入ったのって、母がずっと社会福祉法人で保育士として障害のある子どもに関わるお仕事をしていたのを見ていたから、ということが大きいんです。
「天職だ」と言いながら働く母が、とってもかっこよかった。お声がけしてもらった時に「これはきっと何かの縁!」と思ったんですよね。福祉の世界は未経験でしたが、知れば知るほどもっと力になりたいと感じるので、さらに頑張りたいですね。
「オンライン似顔絵やさん」のほうも、レベルアップすべくブランディングを強化しているところです。
このサービスは「お話をしながらその人の良さを引き出し、それを絵に描く」というところに重点を置いているから、みなさんが想像する「似顔絵」とは違う。そういうところをしっかり伝えられるように、今深掘りしています。届けたい人により届くように!
あと、ありがたいことに新しいお仕事の相談を受けることも増えてきていて。どれも「私にしかできない」と思えるお仕事なので、やれるだけやりたいです。
ー現状に満足せず、スキルアップやサービスのブラッシュアップに力を入れているんですね!ちなみに、新しいお仕事はどのような相談だったのでしょうか?差し支えない範囲でお伺いしたく•••
自分の結婚式をプロデュースしていただいた会社から「何ができるか分からないけど一緒に何かしませんか!」って言ってもらったんです。
私も「この人たちと仕事したら楽しいだろうな、後でポートフォリオでも送るか〜!」と思っていたんですけど、なんだかバタバタしていて送れていなくて。そしたら、あちらから声をかけてくれたんです。
これが両想いになるってことなんだなと思い、とても嬉しかったです!
ー両想いになりたいと思っていた相手からお声がけしてもらえるのはすごく嬉しいですよね。「私にしかできない」と思ったのは、どういった点でしょうか?
「何ができるか分からないけどやりませんか?」ってことは、私自身に惚れ込んでいただけた、ということなのかなと。
スキルもだけど、私と何かやりたいと思ってくれた結果だから、それって私にしかできないんだろうなと思って取り組んでいます。
あと、さっきイラストのご依頼についても触れましたが、リピートしてくださるということはそういうことなんだろうな、と思っています。前向きに(笑)
ーこの数ヶ月で一気にキャリアチェンジされましたが、何か意識していたことはありますか?
私は基本、面倒くさがりで。効率的に生きていきたいので、アウトプットありきのインプットっていう考え方で動いています。この間、高校時代のプロフィールを見つけたんですが、そこに「やらなくていいことはやらないよ」と書いてあって、変わってないな〜!と思いました(笑)
だから、何のためにインプットしてるか分からなくなった人は、一旦立ち止まって考えた方がいいのかなと。どうなりたいかを考えたら、行動もしやすいと思います。
あと、やりたいことを見つけるために色々つまみ食いする(色々やってみる)なら、1つひとつのつまみ食いにちゃんと向き合ったほうがいいなとも思います。
自分にとってどれが気持ちよくて、どれが気持ち悪いのかっていうのを、つまみ食いごとにしっかり判断することが大事だなと。自戒も込めて!
ー色々お聞かせいただきありがとうございました。最後に、フリーランスを目指している女性に向け一言お願いします!
フリーランスで大変そうな夫を見てきたので、一概に「フリーランスはいいぞ!」とは言えない。でも、何かやりたいことがあって、そのための手段としてフリーランスになるのは理にかなっていると思います。やっぱり、会社に所属しているとできないことってたくさんあるから。
今は働き方も多様になってフリーランスの方も増えてきているし、情報収集はいくらでもできるのかなと思います。現に、インタビューしてくれているすずぴのInstagramでの発信なんて有益すぎるから!(ちゃっかり宣伝)
フリーランスになってみたいなら、一度なってみたらいいのではないでしょうか? 行動して見えてくることのほうが多いし、不安はひとつずつ潰していけばいい。
で、もし向いていないなって思ったら会社員に戻ればいい。人生に失敗なんてないので、自分らしく歩みましょう!
ーありがとうございました!おのさやさんの今後のご活躍を応援しております!
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おわりに
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
おのさやさんも仰っていたように、「とにかく何かしないと!」という一心でインプットをしている場合は、一度立ち止まって自分が何をしたいのか?どうなりたいのか?考えてみるのがおすすめです。
立ち止まることが苦手な方もいると思いますが、立ち止まる=遅れをとる、成長が遅くなることはありません。むしろ目的が明確になり、最短で目標達成できる可能性が高まります。
ぜひ皆さんも、「なりたい自分を考える時間」を定期的に設けてみてください。忙しくてついつい忘れてしまう方は、毎月●日など固定してしまいましょう!
最後に、おのさやさんのイラストサービス「オンライン似顔絵やさん」のご案内をさせていただきます。
ビデオ通話でのコミュニケーションにこだわり、「ありのままのあなたをまるごと描く」今までにない似顔絵サービスです。
写真を見て描くだけでは絶対にできない、「ありのままのあなたをまるごと描く」を象徴するような感想を見つけたのでご紹介します。
また、「お話しながら描いてくれるのが楽しかった」というお声も多く、おのさやさんとの会話や「こんなふうに描いてるんだ!」とライブ感を楽しめるのも特徴の一つです。
★こんな人におすすめ
・オリジナルアイコンが欲しい人
・柔らかいテイストの絵が好きな人
・寄り添いながら似顔絵を描いて欲しい人
「オンライン似顔絵やさん」の受付は不定期となっていますので、気になる方はおのさやさんのTwitter(こちら🕊)をぜひフォローしてくださいね。
似顔絵やさんに関するnoteはこちら🚩
次回は、未経験からWebデザイナーになったフリーランス女性のインタビューをお届け予定です。
次回の配信もお楽しみに!
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