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『よんでこ』リベルタ
2021年8月21日 07:10
今回の話は、僕が20歳の駆け出しの電気工事士の頃の話である。一人前の職人になれていない僕は毎日怒られてばかり、その日も昼間の仕事では散々だったが、めずらしく夕方5時前に仕事がおわるようだ。僕は弾む気持ちを抑えながら、冷静を装って仕事用のバンの運転席に乗り、助手席には親方が乗った。 僕が勤務していた会社では社長のことを「親方(おやかた)」と呼んでいた。ちなみに、親方は僕のことを名前では
2021年1月16日 05:56
出張の合間、会社に向かう朝僕は比較的出張がおおい仕事をしている。今日は1月15日。県外出張の合間に会社で事務作業をする予定。現場での仕事がおおいが、事務処理が滞ると書類と領収書の山に埋もれることになる。すっかり寒くなった朝、行きなれた駅にいき、会社に向かう途中の交差点でキョロキョロしているおばあちゃんを見つけた。たくさんの人が往来しているが、おばあちゃんは誰にも声をかけていない様子。