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【発達障害】ADHDについて知ろう!
前回はASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー)の特徴について紹介しました。少しでも発達障害についての理解が進んでいけば嬉しいです。
さて、今回は「ADHD(注意欠如多動性障害)」について紹介していきたいと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1650618299594-OkPCWpsPRr.jpg)
ADHD(注意欠如多動性障害)とは?
ADHD(注意欠如多動性障害)とは発達障害の一種です。
自分自身の意識や行動をコントロールすることに難しさがあり、不注意、多動性、衝動性といった症状がみられます。症状の現れ方は人によって異なり、以下のように分類されます。
不注意優勢型
気が散りやすかったり、忘れっぽかったりします。目に見える形での動きは少ないですが、 ”頭の中が多動”な状態です。なので、学校などで忘れ物が多いのもADHDであることが原因かもしれません。
多動・衝動性優勢型
動きが活発で、落ち着きがないように見えます。また、感情のコントロールも苦手です。一般的なADHDのイメージはこの多動・衝動性かもしれません。
また、不注意と多動、衝動性の両方の特徴をもつ混合型の場合もあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1650618404506-0X6UQram6W.jpg)
具体的にどんな困りごとが?
ADHDのお子さんは、口頭のコミュニケーションには一見ズレがないように見えるため、不注意の傾向は「不真面目」、多動・衝動性の傾向は「乱暴・反抗的」と受けとられてしまう可能性があります。
つまり、周囲からは要注意人物と思われてしまうことがあります。
しかし、本人も周囲を困らせるようとしているわけではありません。本人が一番困っていることを忘れてはいけません。
じっとしていることが苦手
体を動かすことを我慢させるのではなく、休憩時間に思いきり体を動かして発散する時間をとったり、我慢できなくなりそうな時に、教室を離れて一旦リフレッシュするなどの対策を予め決めておくと良いでしょう。
忘れ物が多い
メモとりの習慣づけをしたり、リマインダーアプリを活用してみましょう。また、忘れ物そのものを無くすのでなく処世術を一緒に考えるのも有効です。(例えば、忘れ物をしたら他のクラスに借りに行く)
集中の持続が難しい
授業中など集中が持続しにくい一斉指示の際は、周囲が声をかけ、注意を引き戻すようにしましょう。また、情報を伝えるときには、何に注目すればよいのかわかりやすいよう視覚化するのも有効です。
整理整頓が苦手
整理整頓したり片づけることが苦手プリントがしわくちゃにならないようファイルを使用するなど、便利ツールの活用方法を伝えていきましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1650618480028-rRezNAACIM.jpg)
本人が苦労していることを理解する
先述した通り、ADHDのお子さんは周囲から「忘れ物が多い不真面目な子」や「落ち着がなく目が離せない子」といったレッテルを貼られがちです。
しかし、ご本人は周囲を困らせようとそういった行動をとっているわけではないことを周囲の方々が理解することが大切です。一見すると明るく振る舞っていても、ご本人も上手くいかず辛い気持ちを抱えていることを忘れてはいけません。
ご本人の行動を責めるのではなく、処世術を一緒に考えたり、環境調整を行ったり対策をしていきましょう。
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