足るを知る
私が時おり読み返す本に書いてある言葉です。
日々の生活で、子供に対しての不満だったり、本当はこうしてほしいという思いだったり、社会で起きている不祥事や政治の在り方であったり、挙げればキリがない不満や文句があります。
そしてそれをふと俯瞰してみたときに、あ、自分なんだか嫌な人間だな。
マイナスな気持ちが多いいな~と思ったとき、この足るを知るという言葉に還ります。
こうあってほしい。なんでこれが出来ないんだ?どうしてこうなってしまったんだろう。どうしてこれを失ってしまったんだろう。そう思ったとき、じゃあ今ある自分にとって良いものを数えてみようというマインドに持っていく作業をするようにしている。
子供への不満があるとき。
私はその時、子供を自分の所有物のように思っている節があります。
でなければ不満なんて出ません。
一人の人間である。私とは違う生き物である。
こう思って育てているのに、やっぱりなぜか自分のもののように思う瞬間があるのです。
私の過去の経験から、やさしさで、善意で、このまま進めば躓きますよってのがわかっていたら、ここは通らない方がいいからこっちへおいで。とやる。
でも、子供たちは、その道はいやだ!こっちがいい!となるわけです。
そうなると、こっちはこうだから、こちらへ来なさい。
と命令?指令になるわけです。ここでイライラしてしまう自分がいる。
なにも私がまたその道で嫌な思いをするわけではないのです。
私が通った道を、わが子も通るだけなのです。
で、私は足るを知るをします。
この子は私のもとに生まれてきてくれた。
そしてこの10年以上、五体満足で、生きていてくれている。
大病もせず、周りからも助けられている。
それで十分ではないか。と。
大仰な話に思えるかもしれないけど、ほんとうにありがたいことです。
そうすると、他の些細な不満は吹き飛びます。
子供にイライラしてみたとき、ちょっと試してみてください(笑)
ではまた!
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