
自己肯定感は不要! 自信がなくても幸せになれる
よく「自己肯定感が低いせいで物事がうまくいかない」「自己肯定感を上げることで対人関係がスムーズになる」といわれます。そのため「自己肯定感をあげよう!」という自己啓発やスピリチュアルのメソッドがあります。
しかし、自己肯定感を上げようとして失敗し、更に自己肯定感が下がってしまうことってありませんか? 私も過去に自己肯定感上げに失敗し、今でも自己肯定感は低いまま。そこそこ卑屈に生きていますが、それでも人生は楽しいです。
自己肯定感が低いからといって対人関係や仕事が難しくなることはありません。自己肯定感が低い人でも強気に行動できるし、幸せに豊かに生きることも簡単です。
自己肯定感が低いとどうなる? もう変えられない?
自己肯定感が低いと、性格やコミュニケーションで以下のような特徴が見られます。
オドオドして自信がない
卑屈で自分が嫌い
常に不安
ストレスに弱い
マウント気質や高圧的な態度
人に尽くしすぎたりコミュニケーション不全
瞳認められようと過剰なアピール など
自己肯定感が低い人は基本的に卑屈でオドオドして、失敗や各種のストレスに弱い不安定な性格になりがちです。他者から受容された経験が乏しいために適切な距離感でのコミュニケーションができないことも。
常に消えない不安感を隠すために過度に攻撃的になったり、マウントしたり、高圧的でやたら有能さをアピールしたりすることもよくあります。
ええそうです! 私のことです! 強く当たっちゃった方々、本当にすみませんでした!
自己肯定感の高さは精神的な安定や性格行動に影響します。しかし、自己肯定感について正しく理解して意識することで、行動や性格を修正することは可能です。
そもそも自己肯定感って何なの?
自己肯定感は「人や環境が自分を受け入れてくれた喜びや安心感」です。行動したらそのことを受け入れられ、何もしなくてもただ存在するだけで受け入れられる。完全な受容によって満たされ、精神が安定・充実した状態です。ちなみに人には自分自身も含まれます。
環境の影響大! 自己肯定感の3本柱
自己肯定感は3つの要素で成り立っています。

①自己愛(自己受容):どんな自分でも自分が1番可愛い、自分は絶対的に自分の味方だということ
②自己効力感:自分の取った行動の結果が目に見えてわかる、人に感謝されたり褒められたりすること
③他者による受容:自分の良い面も悪い面も含めて「それでいい・好きだよ」と受け入れてもらえること
②と③は運や他者といったコントロールのできないものに大きく左右されます。周囲に恵まれないと受容どころかとことん否定&拒絶されるので、自己肯定感が低い人も当然出てきます。
自己肯定感が高い人は③と②の経験が豊富です。とくに幼少期〜思春期までに他者による受容と自己効力感をしっかり得られた人は自己肯定感はかなり高くなります。
私は幼少期の家庭環境に恵まれず、学校ではイジメられっぱなし、要領が悪く集団行動が下手だったので教師にも嫌われました。結果として自己肯定感は全く育っていません。自己肯定感の低さには自信があります!
自己肯定感が環境で出来上がる性質を持つ以上、自助努力で自己肯定感を上げるのは困難です。では諦めるしかないのかというと、そんなことはありません。
そこで私のように残念ながら自己肯定感が低くなってしまった方に、生きづらさを少しだけ解消するワークをお伝えします。
自己肯定感が低くても大丈夫! 2つのワークで生きづらさ軽減
自己肯定感が低いことによる生きづらさを解消するための2つのワークです。最初は少し難しいですが、積極的にやってみてください。私はこの2つをやることで、自己肯定感が低いままでも心が豊かになり、不安感や他者への攻撃性が減りました。
自己肯定感が低いことを言い訳にしない
自己肯定感が低いと、確かに積極性や性格で不利を感じることがあります。だからといって「自己肯定感が低いからできないんだ(うまくいかないんだ)」と言い訳するのをやめてください。
今日より明日を少しでも良くしようと頑張ること、適切なコミュニケーションをとること、失敗にめげずに前に進む勇気を出すことは、自己肯定感が低いままでもできます。自己肯定感が高い人よりちょっと多めの気合や勇気が必要なだけです。
不利でもグダグダ言わず、ちょっとだけ頑張ってみる。ほんのちょっと、できる範囲の頑張りで大丈夫です。今まで言い訳して逃げてきたことに向き合ってみてください。
不思議なことに言い訳をやめ物事に向き合うだけでも、自己肯定感がちょっとだけ上がります。
自分を責めない・卑下しない
2つ目のワークは「自分を嫌ったり、失敗を責めたりしない」です。自己肯定感が低い人は、とにかく自分が大嫌い。弱い自分、失敗する自分、冴えない自分…本当に嫌ですよね、よくわかります。
自分を嫌うということは自己肯定の真逆で、ただでさえ低い自己肯定感を更に下げる悪癖です。自己肯定感の要素の1つに自己愛(自己受容)があり、この要素だけは自分でコントロールできます。
どんなに失敗しても、自己嫌悪するようなやらかしをしても、「まあいいじゃない」と自分で自分を許してあげてください。
許すのが難しい場合は「考えない・スルーする」でもいいです。別のことに集中するか、夜ならいっそ寝てしまうか、とにかく自分を責めることをやめましょう。
自己肯定感が低くてもOK! ただし自分だけは自分の味方でいてね
自己肯定感は自分ではコントロールできない要因で育つため、自己肯定感を上げようと努力しても無駄になりがちです。だから頑張って自己肯定感を上げる必要はないです。私も色々試行錯誤して、「自己肯定感の低い自分を肯定してよしとする」結果に落ち着きました。
自己肯定感を上げたければ、自己肯定感が低いことを言い訳にして物事から逃げたり、自己肯定感の低い自分を卑下するのをやめましょう。それだけで生きづらさが軽減します。