スパン割の極意②。6mスパンの使い方。
前回はまず7mスパンから始めようということを解説した。
これは、7m スパンで考えると、要求居室面積が40の倍数、50の倍数に対応しやすいからだ。
しかし6m スパンが無用かというと決してそうではない。
6mスパンの有用性とは7mスパンより居室が多く取れるということだ。例えば敷地の長辺の長さを42m取った場合、7m ×6スパンで割ることもできるが、6m ×7スパンで1スパン増やして計画することができる。居室の要求数が多い場合は6m スパンで計画すれば、居室配置に余裕がでてくる。
また、7mでプランを計画し、スパンの一部を6m に入れ替え面積調整する事もテクニックの一つだ。
重要なのは 敷地のスパン割の可能性だけを書きだしておき、ちびコマ段階のプランニングの初期設定時にはスパン割を決めつけないで課題要求にあう居室の配置をし、その配置に沿ってスパンを当てはめるという手順が重要だ。
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