まーみ

名刺に書いているのは 「(某)大学 地域共創・人材育成研究所 学外研究員」 「学習法コ…

まーみ

名刺に書いているのは 「(某)大学 地域共創・人材育成研究所 学外研究員」 「学習法コーディネーター」 「地域共創コーディネーター」 です。 情報を無意識に受信してしまうアンテナ過多傾向アリ。 少し前向きになれることを書こうと心がけながら、日々のテーマについて書いています。

マガジン

  • ディスレクシア

    自分の出会ったディスレクシアの人と、 私なりの考察を書いています。

  • 日本語教育

    2017年にALLEX財団の日本語教育法受講。 同年、アメリカ某大学にて講義。 2018年日本語教育能力検定合格。 2023年〜地元で日本語教育ボランティア。

  • 認知処理スタイル(同時・継次)を活かした学習

    私が魅せられて離れられないテーマ。気づいたことなどを書き留めています。いつか、全国の人の「気づき」を集積するプラットホームを作りたい。

  • 自分のことなど

    私自身のことを書いています・・・

  • ”学習プロセスコントロールの支援”の実践

    私が実際に大学で行っていた実践と雑観(2021年度〜2023年度) 新しく始める学習支援の実践と雑感(2024年度〜)

最近の記事

  • 固定された記事

このnoteは、「学習プロセスのコントロール」支援を中心に書いています

学びが楽しいとは、 ひとつに、知的好奇心をそそられること、 ひとつに、目標があるなら、それを達成すること、 そして、学びのプロセスを自分でコントロールして楽しむことがある、 と、私は思う。 自分で自分の学びのプロセスをコントロールするのは面白い。 学びのプロセスとは、つまり、学習方法だ。 学びのプロセスをコントロールするとは、 自分に合った学習方法を自分で作っていくということだ。 そして、それを日々、状況によって変えていくことだ。 ただ、この「学びのプロセスをコントロール

    • 音声問題のアドバイス?『日本語教育能力検定試験』合格分析談5(同時処理型の人向)

      音声問題は得意でした。 同時処理系の人は、比較的得意なのではないかな〜・・・とも思っています。 私の攻略法と、考えられるアドバイス(苦手な方向け?)を、まとめて書いてみます。 参考になれば幸いです。 ●同時処理の人は音声問題が得意なんじゃないかと思う理由 1.アメリカでの日本語教育研修の時の経験 アメリカワシントン大学で受講したJapanese Teacher Training でも、音声の授業があった。ここで、「この発音は何を間違えているか?」という問題があったのだが、

      • 『日本語教育能力検定試験』合格分析談4(同時処理型の人向);直前3週間発狂編

        日本語教育能力検定試験の体験談を書いています。 今回は、本試験直前の3週間について。 ここで初めて過去問に手をつけるという恐ろしさ。 しかも、まだ聴く問題と、書く問題の対策は一ミリもしていません。 ここで救世主が現れました。 体験談1でも紹介した「日本語教育の検定問題を解く 新田豊」です。 過去問の答えの解説書になります。 私が受験した2018年に出たばかり(電子書籍のみ)。トライアル的な面もあったのか、ものすごく安くて、それから今は出版していない2016、17年の分などもあ

        • 『日本語教育能力』試験;合格分析談3(同時処理傾向の人向き)

          認知処理傾向が、同時処理寄りの人(全体を掴まないと細部が覚えられない。一問一答や単純暗記が苦手。重要なところとそうでないところのメリハリをつけて学ぶ方が良いナドナド)向きの、日本語教育能力試験合格分析談です。 前回、過去問や予備校のテキストの捉え方を書き、 その前は、「全体を薄く捉える」という同時処理型向きの初動の学習内容を書きました。 今回は、6年前の2018年のちょうど今頃やっていた、直前期の学習内容を書きます。かなり濃密にやっていたと思います。 といっても、正確には覚え

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        このnoteは、「学習プロセスのコントロール」支援を中心に書いています

        • 音声問題のアドバイス?『日本語教育能力検定試験』合格分析談5(同時処理型の人向)

        • 『日本語教育能力検定試験』合格分析談4(同時処理型の人向);直前3週間発狂編

        • 『日本語教育能力』試験;合格分析談3(同時処理傾向の人向き)

        マガジン

        • 認知処理スタイル(同時・継次)を活かした学習
          33本
        • 日本語教育
          13本
        • ディスレクシア
          18本
        • 自分のことなど
          21本
        • ”学習プロセスコントロールの支援”の実践
          33本
        • 中3専門学習塾の経験から
          10本

        記事

          『日本語教育能力』試験;合格分析談2

          前回、私の日本語教育能力検定試験の学習の取り掛かりを書いた。 そのさらに前提として、 予備校が出しているテキストと、 過去問を、どう捉えるのか? という問題がある。これは、全ての資格試験について言えることなんじゃないかと考えている。 今まで、様々な学習指導を通じて、この二つについて、 学習者はもう少ししっかりと認識をした方がいいのではないかという思いがあり、 書いてみる。 当たり前のことをクドクド書いてしまいそうで、恐縮する気持ちなのだが、この辺りを「わかっていない」ために

          『日本語教育能力』試験;合格分析談2

          『日本語教育能力検定試験』合格分析談1(同時処理型の人向)

          使用したもの ・日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第4版(第5版はこれ。2021年刊←4版より評価が良いよう。でも2022年から出題範囲が少し変わったようなので、早いうちに6版が出るか?)    *↑ヒューマンアカデミーの赤い本 ・過去問集(3年分くらい?) ・日本語教育の検定問題を解く(新田豊)    *私の合格の決め手となったと思われる本(電子書籍のみ)     当時は180円とかだったような・・・ 学習期間 第1期 2018年2月3月 毎日寝る前15分を約

          『日本語教育能力検定試験』合格分析談1(同時処理型の人向)

          どこまでがディスレクシアのせいなのか?〜書かない授業で、短期記憶の力が伸びている〜

          筆記用具に1秒たりとも触らない授業を始めて、もうすぐ1ヶ月? 英単語をカードを使用しながら覚える方法で、以前より覚えが良くなっているように感じます。本人も、「あれ、へんだな? どうして覚えているんだろう?」という感覚を持っているようです。 この授業を始めた頃は、やってもやっても定着しないので、このやり方は無理かな、と思いつつ、一つの仮説もあったので、本人も私も辛抱強く続けていました。ここにきて変化が見えています。 まず英単語カードは、以前に書いた”同時処理型”の人に快適な方

          どこまでがディスレクシアのせいなのか?〜書かない授業で、短期記憶の力が伸びている〜

          長文の音読は難しい〜「読めるけど書けない」という生徒の一面〜

          教えている生徒は14歳。 WISKも受けていて、文字の面ではっきりしているのは「黒板の字をノートに写すことができない」ということ。 読書はよくするし、弁も立つ。 国語も得意だし、読書感想文も書ける。 でも、総合成績は学年で最下位を取ったことがある。 ディスレクシアと判断していいのかどうかはわからないが、 その生徒に合った教え方をしたいと思って、 「書き」を一切排除した個人授業をしている。 他の学習障害が隠れているかもしれない、という疑いも持ちながら、 図り図り、授業をしてい

          長文の音読は難しい〜「読めるけど書けない」という生徒の一面〜

          「学力」と「成績」

          ディスレクシアが強く疑われる中2女子生徒の学習指導をしています。 そもそもの相談は、学校の成績(ほぼビリ)に保護者が危機感を覚えて、私のところに来た、というものでした。 成績を上げることについては二つのことを考え続けています。 一つは、彼女が成績を上げるためには、テストで求められている学力を凌駕する学力をつければ良いのではないか、という方法論。 もう一つは、そもそも、成績に現れない学力をどう考えればいいのか?という問題意識です。 ① テストで求められている学力を凌駕する、圧

          「学力」と「成績」

          意外と英語ができる⁈ディスレクシアが疑われる生徒のとある一面

          (写真は、以前小5〜中3時に不登校だった中学生を教えていた時、 英語に馴染んで欲しい一心で作った基礎英単語カード。 ワンピース、のだめカンタービレ、ドラえもんの英語版コミックからイラストを抽出して作成。その生徒は、高校・大学を問題なく過ごし、今は立派に社会人です 😭 今回の授業もこれを利用。あのとき大変だったけど作って良かった😭) ディスレクシアが強く疑われる中2生徒(女子)と、教科学習を始めて1ヶ月経った頃。それまで、その子の人となりがわかるできごとや今までの困りごとへの

          意外と英語ができる⁈ディスレクシアが疑われる生徒のとある一面

          実は数学ができない⁈ それはどうしてだろう

          何から書き始めれば、誤解なく伝わるか、本当に難しいです。 迷っていては書けないので、この場に甘え、どんどん書いていきます。理解しづらいと思います。すみません。 はじめに、予想外だったことを書きます。 それは、数学ができないということでした。 本当に?どこができないの?結構模索しました。 中2生女子。 中1の時、1学年100人ほどの中学校で、ついに成績がビリだったそうだ。現在、性格は明朗積極的。戦略家でもあり、頭の回転が良く、本人もそこには自信を持っている。(「現在」と書いた

          実は数学ができない⁈ それはどうしてだろう

          ディスレクシアの中2生の学習指導を書いていきます

          お話があったのは今年の3月のことでした。その後、申し込みがあって6月から個人指導を週1で開始しています。要望があってこの8月からは(本当は7月からという希望だったが私の都合が悪かった)週2の指導となります。週2になると、記憶の定着が良くなるので(これは以前やっていた塾の経験上)、本人(女子)も私もだいぶ楽になるし、学習が楽しくなる・・・はず。教科はまずは英語と数学。 3月にこのnoteに自分の心構えを書きましたが、この内容にとりわけ変わった点はありません。 指導が始まって2

          ディスレクシアの中2生の学習指導を書いていきます

          私が日本語教員国家資格を取るには

          こたえ → フツーに試験を受けて、実践研修を受ける (抜け道はない!) このページ↓が一番わかりやすいかな、と思った。 『令和6年度日本語教員試験 試験案内』(令和6年7月12日) 私の日本語教育歴はこちら そして、地域の日本語ボランティアで日本語を教え始めてはや8ヶ月といったところである。 自分は、日本の国が求めている”求められる日本語教員のレベル”はそこそこクリアしていると思う(私見)のだが、イチから受験・研修しないといけないようだ。 文科省の色々を読むと、 資格

          私が日本語教員国家資格を取るには

          (つづき)日本語初級を、カンボジアから来ている人に教えて気づいたこと(結構たくさんあるので吐き出し)2

          (前回の続きです) 今回の学習者たちが小学校へ入学したと思われる1980年代〜2000年頃のカンボジアの教育制度へと、私がだんだんと知識を深めていく様子を書いています。 4.針のある”時計”が読めない人がいる? 午前と午後の概念がわからない人がいる? 一緒に学んで、数字は結構すらすら読めるようになった。 デジタル式の時計や、チラシにある”時刻”は読めるし、わかっていた。 ところが、『みんなの日本語』でいえば4課あたりにでてくるアナログ式の時計の読みで、大苦戦した。数字がわ

          (つづき)日本語初級を、カンボジアから来ている人に教えて気づいたこと(結構たくさんあるので吐き出し)2

          日本語初級を、カンボジアから来ている人に教えて気づいたこと(結構たくさんあるので吐き出し)1

          「全然意思疎通ができないから、ゼロから教えて欲しい」 と言ったという雇い主には、いろいろ、いろいろ言いたいことがある。 が、私にそう伝えたのは、ボランティアと地域在住の外国からいらした方を結びつけている財団であり、その人たちに言っても仕方ない。”いろいろいろいろ”をぐっと飲み込んで「そうですか。はいわかりました」と返事するしかない。 技能実習生。カンボジアから来た9名の女性である。普段は縫製の仕事をしている。 今のところ行った授業回数は2ヶ月で7回。 カンボジアのことは、国名

          日本語初級を、カンボジアから来ている人に教えて気づいたこと(結構たくさんあるので吐き出し)1

          日本語教育:自身の生活を聞く/隣の人インタビュー/七夕の短冊を書く(習得事項の応用;初級)

          日本で技能実習生として働くカンボジアの女性9名にボランティアで初級日本語を教えている。 前回、「クイズで、ドン!」のような実践を報告をしたが、その後もいくつかプラクティスをトライアル的に行っているので、やったものを備忘録的に記しておく。『みんなの日本語』4課あたりである。全部オリジナル。 日本在住でありながら、日々の暮らしの中でほとんど日本人と接する機会のない外国語話者にとって、地域の日本語教室は一つの「居場所」である。 そのことに気づいてから、 自分がボランティアしている

          日本語教育:自身の生活を聞く/隣の人インタビュー/七夕の短冊を書く(習得事項の応用;初級)