お節介とサディスト
僕はとてもお節介な性格だと思っている。
落し物をした人を見つけて、
けっこうな距離を追い掛け、
「落としましたよ」と声を掛ける。
「それ、私のモノではないです」という言葉に、
がっくりという事もあるけれども。
なぜそんなにお節介になってしまったのか考えた事があったのだが、
答えは出なかった。
でも、最近これか?と思う事があった。
これまで人から何かしてもらっても、
それほど嬉しいという感情が大きくなかったように思う。
でも、人に何かをしてあげる事は
とても大きな幸せを感じるのだ。
これというのは、
サディストとマゾヒストのそれに近いものではないだろうか。
そう言えば、
どちらかと言えばサディストの方だし、
結局のところ
お節介というのは善意の押し付けのような気もするし。
もしかしたら、知らないところで
そんな事柄の証明が成されているかもしれないが、
自分の中ではこの考え方が
もっともしっくり来ている。
人からすれば迷惑に感じる事もあるかもしれないが、
特に直そうという気もない。
これからもお節介の人生は続く。