大学は国公立がいい?私立がいい?

今回は、高校生向けの話です。

大学進学に際して、僕個人としては国立の大学に通っています。なので、国立寄りの話になってしまうのは、言わずもがな、だとは思います。やはり、個人的には「国公立」がいいのかなと思います。

みんな国公立がいいって言いますよね。大体の理由は「学費が安いこと」を挙げると思います。確かに、学費の面でいうとかなりお得だとは思います。ただ、実体験として、国公立と私立の大学の最も大きな違いは、「学生の経済力の違い」にあると思います。正確に言うと、「学生の”親の”経済力の差」が顕著に現れると思います。

手前味噌な話になって申しわけないですが、僕は学費は払っていないものの、一人暮らしの家賃光熱費をはじめとして、その他生活費、教科書代等々全て自分もちです。とても、貯金にまわせる余裕もないです。その理由は、親からの「仕送り」がないこと、僕個人として稼ぐことが出来る収入に限りがあること、そしてアルバイト等に当てる時間がないことです。

私立に通えるような親の後ろだてがあると、ある程度、子供に教育費をかけてくれると思います。ただ、私立大学は自分以上にお金を持っている家庭の子供が入学してきます。例えば、僕のような学生も私立大学にはいるのに対して、もっとお金持ちで、入学お祝いで100万円を家族からもらうような家庭の子供も入学してきます。この差は入学後、さらに大きな差になり、具体的には、地方の大学だと車を買ってもらえるかどうか、買ってもらえる人の中にも、新車か中古車か、(新車だと200万円ぐらいが相場、中古車だと100万円ぐらいが相場、車所有者はこれに加えて年間の税金が8万円?と月々のガソリン代が1万円前後)と言う差につながります。都会だと、不要な車ですが地方では必須品で、周りに田んぼしかないと車で出掛けない限り鬱になってしまいます。都会だと生活レベルにすら顕著な差が生まれると思います。(部屋の間取りや住んでいる地域の治安)

このような差は私立大学のみならず、国公立大学にも存在します。ただ、比較的この差は、国公立大学ではあまり大きくないように感じます。僕がバイトなどで知り合った人で、私立大学に通っている人は、80万円の時計を大学生のうちに買ったり、車を新車で購入したり、ブランド品・ブランド服の収集行っている人と結構な頻度で出会いました。この人たちは、それぞれ違う大学ですが、私立大学であることは共通していました。他方、国公立大学に通っている僕は、周りにそのような人はいまだに出会ったことがなく、少なくとも車を持っているかどうかの差が1番目につくぐらいです。(ただ、これだけでもかなり精神的にはきます)なので、もし私立大学に行ったら、上にあげたような学生とともに四年間過ごすのは正直きついなと感じました。国公立大学の中ですら経済的にはかなり底辺なのにも関わらず、私立大学だと、もうホームレス並の扱いを受けていたかもしれません。

なので、今進学を考えている高校生のみなさんは、国公立大学を目指した方が、きっと入学後の精神的にもまだ楽だとは思います。親が金持ちで、四年間400万以上出してくれるのは余裕というのであれば、気にせず私立でも生きていけると思います。ただ、「学費が安いから国公立行った方が・・」と思考が巡るようであれば、ごめんなさい、多分、上級国民にはなれないと思います(私立大学内での)。なので、その格差が低い国公立大学に進学することをお勧めします。

高校生のなかで、他にも聞きたいことがあれば、コメント等で連絡ください。

それでは。


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