Vol88. デジタルマーケの最先端
人々が商品を認知してから購買までのフローを前はAIDMAやAISASと言っていたがまた、変わってきているようだ(正確には変わってきたのを認知し始めた)
それを説明してくれる二つの面白い記事があった。
https://marketeer.jp/jigen_1/
https://marketeer.jp/jigen_1_second/
人々の購買行動は
認知→いいね→SNS検索→検索エンジンでの検索→購買→承認欲求をのせた拡散→他の人の認知へ
となってきていると分析している。
購買の後に、ただ買ったことをシェアするというよりはそのシェア自体がさらにシェアされることで承認欲求を満たし、価値に感じるというところ。
そして、その承認欲求をのせた拡散では、シェアされるために自分のエッセンスやユーモアなどを加えていたりする。
そういった既存商品からユーザーによって手を加えられたコンテンツをUser Generated Contents(UGC)と呼ぶそう。(仕掛け人としては、ユーザーが手を加えられる加工余地を残すことも重要。※ハンドスピナーでいうベアリングの部分など)
また、これからのデジタルマーケティングではこのUGCをいかにつくらせるかが勝負となってきている。どんどんとマスからデジタルへ広告費の配分が移っていくと必然的にCPAも高騰してくる。さらに、東京オリンピックの開催も相まって、デジタルの広告で表れてくるのはお金の出せる大手の商品・サービスに集約されてくるであろう。
そのため、デジタルマーケティングの重要性を分かっていてもお金を出せないと戦えない中小企業、大手の新規事業部はどんどん窮地に立たされていくのではないかなぁと。
とはいえ、どこも、UGCを創出する仕組みやそれがさらにシェアされるために必要なことの解を見出してはいない。
この記事ではUGCがさらにシェアされるために必要なこととして以下を定義しているので参考にしたいと思った。
・検索されたときに表示されるようにキーワードや#はおさえている
・友人などのごく身近な人と繋がっているアカウントでシェアされている
【※ごく身近な人と繋がっているアカウントとは、ツイッターのアカウントは大きく3パターンに分けられるそう。
①フォロワー数が少ない人(30~300人)
フォロワー数が少ない分エンゲージメントが高い場合が多く、リツイートされやすい。
②ツイート数が多い人(10000ツイート以上)
ツイートが多い分、あまり読まずにリツイートしていることも多い。
③インタレストグラフでつながっている人
共通の趣味などで繋がっているアカウント、同じ趣味なのでエンゲージメントも高い
※バズっているコンテンツをみていくと、コンテンツの初期のシェアをしているのは①②パターンの人でそこから③パターンの人に届いていくという構図になっていることが多いのだそう。】
中国のEコマースでは、UGCを通して、醸成された「口コミ」の質や分類もまた重要と考えている。実際に、口コミはユーザー対応、商品内容、商品配送とわけて収集表示されているようだ。
ふーん思いながら、東京オリンピックへ向けて、デジタルマーケティングの重要性は世界的に広がっていく中で、その手法としてクラウドファンディングをすることでUGCを醸成できるということが立証、確立できれば、世界的にもさらに道は開けてきそうだなあと思った。
また、応援コメントのテンプレとしてユーザー対応の丁寧さ、商品内容、商品配送について分けてコメントをしてもらうことはUGCを醸成する意味でもクラウドファンディングで応用できる部分は大きいかなと思った。
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