Vol138. バリューチェーンをより機能されるマーチャンダイジングの質を高めるには

予約受注販売のみを集めたBtoCのECプラットホームに広報力や集客力を加えるとどういったことが起こっていくのだろうか。
①新しい商品を求める消費者が見にくる。
②新しい情報を求めるメディア記者が見にくる。
③新しい売れ筋を求める販路のバイヤーが見にくる。

そういった状態のプラットホームに、商品サービスを掲載していくことで結果として何がどう変わるのだろうか。

通常の製造から販売までのフローでいくと。
①販路側から企画が降りてきて、製造に移って納品していくパターン。
②商品を企画、製造し、販路側へ営業し、納品していくパターン。
③たまに、自店舗や自通販サイトなどで販売していて、ツイッターなどで拡散され、それをみて販路から営業をされ、納品していくパターン。
などもある。

製造事業者、販売事業者、ともに「顧客」の要求する「適切な商品」を「適切な時期」に「適切な場所」で「適切な量」を「適切な価格」で提供するというところに向き合っている部分は変わらない。
ただ、最終的に価値と価格を等価交換してくへる一般消費者を「顧客」として向き合う必要があるものを、製造事業者は、直近で換金してくれる販売事業者を「顧客」としてみていく流れがある。
販売事業者のマーケターがとても優秀で未来永劫発注してくれる、または短期的な収益を求める場合には問題はないと思うが、ニーズが多様化し、中長期的な持続性を担保しようと思うとそうはいかないと思う。
顧客のニーズの多様化にどのように向き合っていく必要があるのかという点では、販売事業者もなんなら広告代理店も苦戦している現状がある。
結果としてそういった中でも販売事業者を「顧客」としてニーズを確認し、製造していくには無理がでてくる。
では、どういったものを作るのがいいのかというときに集客力のある予約受注システムは役立つと思う。
通常製販フローでいくと③に近い状態を作れるのではと、考えている。
一番奥にいるエンドユーザーと言う名の一般消費者の声援を得ることで、製造事業者と販売事業者の力関係はほぼイコールとなるのではないだろうか。

その先には、製造事業者はエンドユーザーの声援をバックアップに作りたいもの、作りたかったものを思い切り作ることができ、販売事業者はより確度高く、ロスが少なく「顧客」の要求する「適切な商品」を「適切な時期」に「適切な場所」で「適切な量」を「適切な価格」で提供することができるようになる。
構築したバリューチェーンをより機能させるマーチャンダイジングの質をさらに高める仕掛けとして予約受注販売のみを集めた広報力のあるBtoCのECプラットホームは有効では無いだろうか。
今日も寒い。

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