Vol.160 空気の流れは読んでも空気は読まない。

この記事をみて、今から1年3ヶ月くらい前に、ファンベースを読んで、感想文を送ったことを思い出した。
https://www.4gamer.net/games/999/G999905/20190905098/
遡ったら、メールを発見した。
ふと昔、誰かに「1年前と今も同じことを考えている、やっているなら、君は成長していないよ」って言われ、一側面では、合っているし、一側面では違うと思うなぁと思ったことを思い出した。

ちょっと振り返ってみようと思った。
当時送ったメール

クラウドファンディングのプロジェクト設計のコンサルティングをしております、フレジアーノと申します。
昨今は予約販売型のeコマース形式をとるものが多いですが、そういったなかでもユーザーとの共創を軸にしたファンマーケティングをベースにプロジェクト設計をコンサルティングしています。
本を拝読させていただきまして、とても共感できる部分が多く、また自分ではまだ言語化できていなかった部分についても学ばさせていただきました。
日本のものづくり、町工場こそ、ファンマーケティングが必要だと私は感じております。多くの町工場今の社長はバブルを経て、言われたものをつくることでビジネスがまわっていましたが、今はもうそういう時代では生き残っていけません。とはいえ、二代目に就任した社長は商品開発のノウハウがないため、新規事業の発足にはかなりハードルを感じているようです。加えて、町工場文脈でメディア記事になり、一度ヒットを作れたとしても持続させ、継続的な収益にしていく術をしりません。また、資金力にも限りがあるので、広告やクリエイティブにお金を使うことも難しいです。
さらに大変なのが、町工場がそういった相談をする場所が他の経営者、または中小企業診断士になってしまうことです。このままでは、町工場がなくなっていく歯止めが聞かなくなり「ジャパン」の技術はなくなってしまうのではないかと危惧しております。
そういった中で、ファンを作り、ファンがファンを呼ぶ仕組みを彼らの新規事業設計の中に組み込めると継続的な収益を得る事業を立ち上げ、商品企画はファンとともに行う(ある種のアウトソーシング)ことができるのではと考えております。
そして、それをクラウドファンディングというツールを用いることで、よりファンのエンゲージを高め、ファン同士のコミュニケーションを促進させるきっかけになるのではと期待しています。
長くなりましたが、そんな最中に事例収集のなかでファンベースに出会いました。とても勉強になりました。感謝しております。

話している大枠は、変わらないと気がするが
当時は中小企業診断士をなかなかな言い方をしてしまっているが、今はお話もよくさせていただいて、得意分野と難しさについてある程度は把握できるようになってきたので、代替というよりは、タッグをくめるように精進したいと思うようになった。
また、最近は、業界業種を渡った繋ぎ込み、クロスメディアでの戦略設計やオープンクローズ戦略についての話もできるようになってきた。
このコンサルティングをされていた会社の三宅さんの講演に先日お邪魔し、また一つ武器のタネを手に入れた。
https://www.meti.go.jp/report/whitepaper/mono/2013/pdf/honbun01_03_03.pdf
たぶん、まだ成長はできているのかなとちょっと思った。たぶん、まだ大丈夫。

さとなおさんのメソッドに三宅さんの産業プロデュースに、日本の町工場を掛け合わせられたら10兆円市場を創出することができる。
もし気になる人がいたらですが、フレジのバイブルはこちらです。

ファンマーケティング:

・ファンベース
https://www.amazon.co.jp/dp/448007127X/
・熱狂顧客戦略 -「いいね」の先にある熱が伝わるマーケティング・コミュニケーション-
https://www.amazon.co.jp/dp/4798154598/

マーケティング戦略:

・マーケティングプロフェッショナルの視点-明日から仕事がうまくいく24のヒント
https://www.amazon.co.jp/dp/4296102583/
・マーケティングとは「組織革命」である。
https://www.amazon.co.jp/dp/4822257959/

ビジネスプロデュース:

・3000億円の事業を生み出す「ビジネスプロデュース」戦略
https://www.amazon.co.jp/dp/4569824293/
・3000億円の事業を生み出す「ビジネスプロデュース」成功への道 :
https://www.amazon.co.jp/dp/4569836062/
・産業プロデュースで未来を創る
https://www.amazon.co.jp/dp/4822256286/


その流れで、自分を振り返ってたら全然関係ないけど、こんな投稿をリツイートしていた。

ブラジルは生まれて3歳で、出てしまっているので真相はわからないが、なんとなくそうっぽいなぁと思った。
人材不足で、移民を受け入れざる終えなくなったり、海外企業の進出が相次いだりする中で、投稿された2012年と現在2019年の空気の「強さ」で比べると、少しずつ薄まっているのかなぁと思った。
そこからなんとなーく付き合いのある海外の投資家や企業に目を向けたときに、日本の企業と自分の知っている海外の企業には、なにか空気が違うなぁと思った。
日本でも、グローバル企業と思うところで働いている人々は、

空気の流れは読んでも空気は読まない。

そんな気がした。

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