Vol99. クラウドファンディングとはなにか。

1年間クラウドファンディングと関わらせていただいて、学ばせていただいた「クラウドファンディング」とはなにかについての僕の解釈を書かせていただきたいと思います。

クラウドファンディングとは、すべての新しいアイデアを
「小さく産んで大きく育てる」ためのインフラサービス。
クラウドファンディングプロジェクトを実施し、支援者(=初期のファン)がついていくと、そこから一般販売へ向けたファンの方々との共創が始まっていく。

・実行者:定量・定性的なマーケティングデータを獲得することができる。
×
・支援者:自らのインサイトを突いた商品にレビューをしながら、「気軽な運営者」体験が得られる。


プロジェクトとしては、定性・定量のマーケティングデータを組み込みながらよりマーケットフィットする「商品開発」や「商品PR」を模索していく。また、プロジェクトに共感した「ファン」が運営者のように商品に関わり、インフルエンスすることで、ファンが雪だるま式に増えていく。そんな最初の礎を築く手助けとなっていく。


それを支える仕組みとして
【まだ世の中にないプロト段階の商品が「みんなの支援」が集まればそれを元手に実装するが、集まらなければやらないと堂々といえてしまう】実施パターンがあるということ。

そういったシステムを使い、
・製品/サービスの広報プランニング
・研究開発技術を活用した製品プロデュース
・新商品開発へ向けたビジネスマッチングプロデュース
(・営業/企画/広報人材研修プロデュース)
(・新規事業企画/立ち上げ/運用プロデュース)
を行っていくことができる。

結論として、クラウドファンディングは
ヒト・モノ・カネ・ワザ(技術)・チエ(情報)が有機的に結合していく。また、それを促進・主導していくとてつもないインフラサービスだと改めて感じさせられた1年間であった。

僕個人としては「日本と海外の垣根すらもない世界を創る」というミッションを掲げ、
例えば、「日本刀の原材料である玉鋼を使い、ドイツのメーカーで加工をし、それをウガンダで販売していく」といった世界観が実現できたらいいなあなんて思っている。
実現には果てしない道のりではあるが、クラウドファンディングを通して世界の解像度が上がってきている。とても貴重な経験をさせていただいた1年目だったと改めて日常に感謝した。

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