Vol92.  クラウドファンディング×コミュニティドミナントロジック

『評価経済時代の真ブランドづくり』についてとてもわかりやすくまとめている記事があった。

http://ruuie.hatenablog.com/entry/2018/01/23/221019
http://ruuie.hatenablog.com/entry/2018/03/12/201247?utm_source=02_NP

プロダクトそのものの機能的価値の最大化を目指す概念(グッズドミナントロジック)

ものをサービスの一部と捉え体験価値の最大化を目差す概念(サービスドミナントロジック)

体験価値をコミュニティ価値向上の手段と捉えコミュニティ価値の最大化を目指す概念(コミュニティドミナントロジック)

ここでいう、「コミュニティ」とは:共通の想いに共感した人たちで形成される共同体」(宗教が近い概念)をいい、ブランドの体験(商品・サービス・社員など)に触れる中でそのブランドが持つ想いや価値観に共感し、そのブランドを「応援したい・貢献したい・守りたい・共に創っていきたい」という気持ちを持った人たちを指す。
そしてこのような共通の想いを持った人たちをブランドの周りに増やしていくことを、「コミュニティ価値を高める」と呼ぶ。

また、「コミュニティ価値を高める」ために重要なポイントとして、
・Why:「何故その体験価値(商品やサービス)を提供するのか」という、ブランドが持つ”想い”
・Who:その商品やサービスを提供している 社員自身がWhyに「共感」し「体現」していること
・What: ブランドが持つ”想い” 体現した商品やサービスといった形で実際に顧客に提供している体験
が重要になってくるとまとめられている。

これからの時代はコミュニティドミナントロジック」のブランド創りの重要性は以下3点よりさらに増していくそう。
① 消費者の選択基準が「C-Dロジック」に移行:
「このブランド(この人)から買いたい」「このブランドを応援したい・貢献したい・つながりたい」といった 「C-Dロジックの観点」が選択基準としてより一層重視される時代への突入。
② 外部環境への適応力が高まる:
外部環境がどんどん変化する現代の中で、Whyは変えなくてもWhat(商品やサービスとして提供する体験)は環境にあわせて柔軟に適応させていく必要性。
③ コミュニティが強力なブランド資産に:
情報過多の現代では企業の広告は効きにくくなり、代わりに「自分が信頼する誰かからの情報」への信頼が非常に高まっており、個人の「影響力」も高まりから「個人からの良質な発信を増やせるか」への移行。

クラウドファンディング×コミュニティドミナントロジックは今後のトレンドとなっていくだろうなあと感じた。

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