Vol159. 生産体と消費体

先行予約受注型クラウドファンディングができることとECサイト(通販、予約受注販売)やできることの違いや代替できないものとはなんだろうというところを固めないとと思い、一旦模索してみました。

メモのような独り言なので、ご容赦ください。

ものを売るという経済活動とは従来は、「生産者」と「消費者」の関係で整理されていたが、これからは、
「生産体」と「消費体」
の関係性で考えていく必要があるのではないか。
ECサイトのもつ1次流通の前の0次流通では、ものづくりの根幹を全く別の定義で考えていく必要がある。

インターネットの普及を契機に情報発信、情報受信のハードルが劇的に下がり多くの情報が流通するようになった。
また、それにのって広域での経済活動が可能になり、多くのモノやサービスがより多く人の目にふれるようになった。
同時にいままで言語化・定義できなかった、多くの人々のニーズは言語化され、多様化した。
ように感じられる形となった。

ただ、実際はより細かいニーズに対応できるものが手元に届き、それを知れるようになっただけで、ニーズが可視化されたということに過ぎない。と思う。

代表的な事例として、性別の問題があるように思う。
男女以外に、性別として、LGBTとして言語化したがそれにもあてはまらない人々が多く、現在はLGBTQとなっている。

そのような時代に、どのようにものを売っていくのだろうか。
従来のマーケティングの枠組みや考え方には、終わりがきているのではないだろうか。
従来の売り方の変遷とは、

消費者 ⇔ 生産者

(消費者の集合体/代弁者)流通販路 ⇔ 生産者
⇓ 
((消費者の集合体/代弁者)流通販路)の集合体/代弁者)商社 ⇔ 生産者

(やっぱり)
消費者 ⇔ 生産者
or
((消費者 ⇔ 生産者)の集合体/代弁者)プラットフォーマー ⇔ 生産者/流通販路/商社

凄まじいスピードで、世界が言語化されていく中で、継続的にものを売っていくにあたって、根幹の「消費者」が揺らいできている。
どうやって戦っていくか。

・消費者を凄まじいスピードで定義していき、ソリューションを提供する
→AI?機械学習?
・別の手法をさがすか。
→ファンベースで行う新しいものづくり(?)

消費者もまた、

消費者(コンシューマー)

DIYしちゃう消費者(プロシューマー)

もはやものづくりに参加しちゃう消費者(?)

と進化していっていたりする。
それを踏まえて、「商品をつくる」は再定義できるかなと思った。

生産者 

生産体= (つくる人 + つかう人 + 広める人)

・つくる人 = 生産/製造能力のある人/企業
・つかう人 = 商品をつかってみた人(いままでは企画や商品開発の担当)
・広める人 = 商品をつかってよいと思った人、使ってみたいと思った人(いままでは広報担当)

そういった人々が一同に介す場所として先行予約受注型クラウドファンディングを活用、互い期待値を調整し、リスクヘッジを行うために、 立て付けとしては、商品が量産される前の0次流通で出会う。

ー クラウドファンディングという先行予約受注型という形式をとり在庫リスクをプラットフォーム側で共同で負うことで、軽減。
ー 個別のコンサルタントがつき、生産できる人と広める人の間に立つことで、商品の価値を定義する人に対して、欲しい情報を欲しい状態で届けられるよう整える
ー プロモーションと掛け合わせることで、広める人の拡散力をより強めていく

そういった生産体が集うことによって、そのプラットフォームは、

・その中にない商品やサービスだけが集まる初だし情報の宝庫
⇔メディア媒体様との連携
・予約受注型にすることで、調達額=売り上げ実績
⇔流通販路様のネタ帳
・見せ方を整えることで、誰よりも早く少し先に未来を手に入れられる場所
⇔新しい物好き、自分のニーズを満たす商品と出会えなかった人のメディア

となっていく。そこで、「つくる人」、「つかう人」、「広める人」が出会い、
新しい「生産体」を組織して、1次流通にのっかっていく加速装置となり

・EC、テレビショッピングなどの流通販路
・共同研究、共同制作、共同製造などの業務提携
・銀行や自治体からの資金や地元発信(熱量の源泉)からのプロモーション援助
・自社商品に価値に共感するマイクロインフルエンサーの拡大

などとなっていく、

消費者も自分と近しい属性を持つ消費者または、インフルエンサーに寄り添い、ある種の消費体を形成していたり、僕の方では、まだまだ考察ができていない。

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