Vol.117 台風コロッケ
ニュースピックスで、銀行の行く末についてのコラムがスタートした。
【完全解説】アマゾンとアリババが銀行を飲み込む日
https://newspicks.com/news/3252255
銀行がいらなくなる、といった論議はかなり前から行われているような気がする。
アマゾンやアリババでは、決済機能を内製するようになり、その決済データなどを元に融資も行うようになった。そういった中で、今度はお金をチャージできるようになっていった。
そうして、銀行の三大業務である下の3つが、脅かされているというところ。
預金:個人や会社からお金を預かる
融資:預かったお金を個人や会社へ貸し付ける
決済:現金ではなく、銀行口座同士で資金を移動して、お金を受け渡す
キャッシュレスな世界がどんどん推進されていくとするのであれば、持っているお金がどこに預けられるか(なんのカードにチャージしておく)というところは今後をかなり左右していく。
そして、現にそういった流れはどんどん強く表面化していっている。
先月アリババが九州へ進出してアリペイの普及につとめている記事があったが、メタップスも北九州に参入していっている。
メタップス、北九州でQRコード決済の実証実験を開始 —— 過熱する「九州キャッシュレス化」競争
https://www.businessinsider.jp/post-173504
そして、そこには九州を観光キャッシュレスアイランド化するコンソーシアム構想もあるそう。
キャッシュレスの流れが強くなればなるほど、ユーザーからするとセキュリティが気になるので、ブロックチェーンの技術が注目される。
また、事業者からすると人々の購買履歴が一括収集できることにより、副次的になにが解決できるのかという活用方法が気になる。
ブロックチェーン技術のセキュリティの高さに関しては日本でも自治体でも少しずつ承認されてきている。決済の分野だけでなく、ネット投票にも採用されている。
国内初!ブロックチェーンとマイナンバーカードを活用したネット投票を実施します!
http://www.city.tsukuba.lg.jp/shisei/oshirase/1005129.html
一部アフリカを含めた世界各国ではもうすでに実施されていたが、日本にもその波は訪れてきている。
ちなみにアフリカでは、加えていろいろな課題がブロックチェーン技術もといキャッシュレス(仮想通貨)の普及により解決されつつあるそう。
アフリカにおけるブロックチェーンの大きな可能性
http://thebridge.jp/2018/04/blockchains-big-potential-in-africa
国として外国との間の資金移動に規制や制限がある場合に活用されたり、汚職や不正防止にもなっているそう。
あくまで富裕層だったり限定的ではあるが、中国、アフリカに関しては5年前の常識はもう通用しなくなっているといっても過言ではない。
話はそれたが、キャッシュレスの波とともにさまざまな業界常識が揺れ動いていくことになる。
そして、クラウドファンディングもまたキャッシュレスの波にのったEコマースにポジショニングを置く事業である。
そのポテンシャルは大きい。
そういえば、
ホットケーキ生地が袋のなかで完成!
「こういうの待ってた!」と話題
https://withnews.jp/article/f0180820005qq000000000000000W00o10101qq000017871A
という記事を見つけた
@morinaga_angelさんのツイート: https://twitter.com/morinaga_angel/status/1031749340883120128?s=09
https://www.morinaga.co.jp/hotcake/momimomi/
ブランドサイト、ツイッター、ウェブメディアでの拡散はあるけれどもどこにも商品決済できるところがない。
ツイッターで#を使いながら、ライトに流行っている"感"を演出しながら、
予約受注販売型のEコマースで即時に決済できるシームレスな体験を提供して、
ロイヤルカスタマー洗いだしていく。
洗いだした消費者を第2、第3の商品企画のためのテスター兼アンバサダーとして、ブランドサイトへ誘導して貯蓄していけばいいのになぁと。
個人的には、新商品開発を行い、売れると、種類を増やす、またはアップデートしながら、ブランドを創出を目指していく、という戦略は直にユーザーと接触を持てる時代のなかで、本質的な"フロービジネス"→"ストックビジネス"への展開としては効果的ではないような気がする。
答えは消費者が全部知っていて、消費者が答えを教えてくれるどころか、周りへ広めてくれる。
先端では成功ケースも出てきている。
いままでのマーケティング常識が意味をなさない時代へ突入すると、若者に世界を変えるチャンスが巡ってくる可能性がある。
入り口と出口が違う駄文になってしまった。コロッケでも食べて気分転換。