【仕事】『詰められる』をポジティブに考える
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『上司から詰められる。』『お客さんから詰められる。』など、『詰められる』ことに対するアレルギーは誰しもが持っているのではないかと思います。『あの人は結構詰めてくるタイプだから気をつけてね。』という忠告は、今日も誰かが口にしているのではないでしょうか。
私自身、社会人1年目・2年目はそこそこ詰められたのではないかと思います。特に、私が新卒入社した会社は『なぜなぜ』と深堀することが人事評価上の項目として存在していたため、誰しもが誰かに対して詰めるような環境だったと思います。
『詰められる』ことで潰れてしまう方もいるでしょうし、『詰められる』ことが原因で仕事が嫌いになる方もいるでしょう。無理に『詰められる』ことに迎合する必要はないと思いますが、『こんな風に考えたら『詰められる』ってメリットなんじゃないか』と思うこともあります。
このnoteでは、『詰められる』をポジティブに考える方法を書きます。あくまで私の主観ですので、無理に『詰められる』ことになれなくとも良いかとは思います。
✅1、『詰める』とは何だろうか
まず、このnote記事では理不尽な『詰める』ことを対象外としたい。そもそも、私は『詰める』ことは本来的には事象の分解であって、精神的負担とは関係ないと考えています。そのため、相手を罵倒するようなコミュニケーションを『詰める』とは呼びません。それはただのストレス発散です。
世の中には、ストレス発散のはけ口として部下を罵倒するような上司がいることは百も承知ですが、そういったことは『詰める』ではなく、このnote記事の対象外とさせてください。このnote記事で『詰め』たいのは、ロジカルに『何で?』『何で?』と問われ続ける方の『詰める』です。
さて、先にも記載したように私は『詰める』ことは事象の分解だと考えています。それは、物事の因果関係を探るために『何でそうなったんだっけ?』といった『詰め』や、他の視点・観点が抜けていないか探るための『それって他には当てはまらないんだっけ?』といった『詰め』のことです。
✅2、『事象』と『人格』の分離
『詰められる』ことをポジティブに捉えるには、まず『詰める』が事象の分解であることを理解する必要があります。そして、重要なのは、上司が『詰め』ているのは、事象の詳細であってあなた自身ではないということです。これが『事象』と『人格』の分離です。
実際にはあなたの『人格』を否定して『何でこの観点も考えられないの?』と『詰め』ているのかもしれませんが、そこは『あ、『事象』についてツッコミが入っている。』と『事象』と『人格』を分離してください。
私は『事象』と『人格』の分離ができるようになるまで2年かかったと思います。つまり、新卒1年目と2年目は『詰められる』ことに対してネガティブな印象しかありませんでした。精神的に苦痛なものでしかなかったのです。しかし、『事象』と『人格』を分離できると『あ、その観点考えればよかったのね。』と『詰められ』てもなんとも思わなくなってしまいました。むしろ、『詰められている』という感覚がなくなってしまった、という表現が正確なのかもしれません。
✅3、『詰められる』は今後の自分へのヒント
現在は、『詰められている』という感覚がなく、(おそらく客観的に見たら詰められている状況であっても)『次からはこれを考えておけばいいのかぁ』と思うぐらいです。
そう考えられるようになると『詰められる』ことは自分にとってとてもメリットなのではないかとも思えてくるのです。上司が『詰める』内容は、上司にとっては事前にやってきてほしいことだったり、考えてきてほしいことだったりするのです。つまり、自分が何をやらなければならなかったのか、何を考えなければならなかったのか、限りなく答えに近いヒントをくれているのです。
『詰められる』ということは、時系列的にはその内容は既に過去の話です。『解釈』としての過去は変えられますが、『事象』としての過去は変えられませんので、過去のことにくよくよしても仕方がありません。『詰め』られた観点をもとに未来の行動を変えれば良いだけです。
✅4、まとめ
『『事象』と『人格』の分離』という部分を書く中で感じたのですが、少し精神的にバグってしまうのが良いのかもしれません。感受性が高すぎるとツライかもしれません。一種の『鈍感力』のようなものがあると『詰められるってメリットじゃん!』と訳の分からないことを思えるようになるのかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。